FEEL CONNECTION が全国40店舗以上を展開する「FEELCYCLE」は暗闇の中で音楽に合わせバイクエクササイズを楽しめるフィットネススタジオ。その魅力を伝える動画をSundy の柏田洋平さんらが制作した。
フィットネス後の変化を明快にする演出
暗闇フィットネス® のパイオニアとして知られる「FEELCYCLE」。ニューヨーク発祥のバイクエクササイズを展開し、2012年に銀座に一号店を出店。2022年には10周年を迎えた。主な利用者層は働く20~30代の男女で、現在は全国40店舗以上に拡大している。今回の動画のテーマは、「FEELCYCLE」の利用意向を促進し、視聴者に「行ってみたい」と思わせる映像。「男性篇」「女性篇」がそれぞれ公開された。「男性篇」はデスクワーク中に睡魔に襲われるなど、今ひとつ冴えない毎日に閉塞感を感じている様子の男性が主人公。思い切って仕事の最中に「FEELCYCLE」へ立ち寄り高揚感を味わうまでの流れを、主観と客観を交えた映像で表現した。レッスンを経た男性は精悍な顔つきとなり、バリバリと仕事をこなすようになる。一方、「女性篇」では、仕事中に同僚からの差し入れをついつい食べ過ぎてしまう女性が主人公。さらに夜には食べ飲み放題付きの女子会の誘いが⸺。罪悪感を抱く女性がその足で向かったのは「FEELCYCLE」。インストラクターの呼びかけに合わせてハンドルを握りしめバイクを漕ぎ、しっかり汗を流した後に女子会を存分に楽しむ様子が描かれている。
動画はともに、「えっ、FEELCYCLE すればいいじゃん」というテロップを境に、オフィスからフィットネスを楽しむシーンに一気に切り替わる。終盤には顔つきが変わった主人公と「FEELCYCLEであなたの人生はもっと輝く」というメッセージで、その効果を実感させる。2本の動画はリンクしており、スタジオ内で隣り合う男女2人がそれぞれの主人公でもある。
動画を手がけたのは、映像制作会社のSundy。代表取締役の柏田洋平さんは「ブランディングムービーとしても使いたいという要望があり、クールでスタイリッシュなイメージになるようこだわりました」と明かす。当初は10案を提案し、その中から主観映像を中心とする案が採用されたが、観た人の共感度を高めるためにストーリー形式に修正した。
制作過程においては、「FEELCYCLE を利用することによる変化をもっと明確にしたい」というクライアントからの要望を受け、FEELCYCLEでの体験を経た男女それぞれの変化が明確に感じられる構成に。そこで冒頭に、職場で眠気に襲われる男性、間食をしてしまう女性の姿をそれぞれ追加した。「えっ、FEELCYCLEすればいいじゃん」という印象的なテロップも、後から加えたパート。これは当初出した別の案の中にあったフレーズで、フィットネスによる劇的な変化を強調する効果を生み出している。
撮影時には予算やスケジュールの制約があったため、FEEL CONNECTION のオフィスやFEELCYCLEの実店舗のみを使って1日で撮影した。実は「女性篇」のラストの女子会のシーンもオフィスの会議室を飲食店のように見立てて撮影している。柏田さんが演出とカメラマンを兼務することで、臨機応変に予備のシーンなども撮影でき、現場で試したいことも実現できた。「納得いくまで要望をいただき、一定の制約があったからこそ出せたアイデアが多い。当初想定していた企画よりもストーリー性の高い映像に仕上げられたと思います」と柏田さん。
演出面ではFEELCYCLEでのバイクを漕ぐシーンの撮影で、キャストの体力を消耗しないようペース配分に気を付けた。「実際は数分バイクを漕いだだけでも息があがってしまうほどハードなプログラム。表情も険しくなってしまいがちですが、インストラクターの方がテンションを高めてくれて、楽しくハイになれるFEELCYCLEならではの表情が撮れました」(柏田さん)。動画はYouTube広告でも展開中。新店告知やトライアルを促すプロモーション映像としての活用も検討している。
Sundy
みつめる。さわる。なぞる。つかむ。えがく。
一つひとつ、小さなことを繰り返して、積み
重ねて、それまでになかったものをつくる。
そして、課題を見つける。解決方法を考える。
考えたことを伝える。カメラを持って歩き出
す。冒険をしよう。発見と行動を。ささやか
な勇気を胸に、Sundyは映像をつくります。
スタッフリスト
- 企画制作
- Sundy
- 企画+Pr+演出+撮影
- 柏田洋平
- PM
- 高橋かほり、銭曼如
- 撮影(アシスタント)
- グールド・バイロン
- 編集
- 平岩大知
- HM
- 松川達弥
- ST
- 森川恵
- 出演
- 西村匠、SAKURA
※暗闇フィットネスは株式会社FEEL CONNECTION の登録商標です。