三井不動産は、新たな「服のサイクル」を生み出すコンセプトストア「KISARAZU CONCEPT STORE」を、三井アウトレットパーク 木更津の隣地に6月8日、開設する。ファッション業界における余剰在庫や環境負荷といった課題の解決に向けた取り組み。
同ストアでは、規格外品やデッドストック品などに光を当てているのが特徴。服との出会いを楽しめるよう、何度でも試着できる「FITTING STUDIO」を用意。環境に配慮した素材をつかったアイテムやアップサイクル商品も並ぶ。残った商品を肥料や燃料、素材等として新しい命を吹き込む活動なども伝え、新たな買い物体験を提案する。
入場料は(300円・中学生以下無料)。売上の一部で、社会課題の解決に取り組む企業・団体へ協賛する仕組み。入場時に顧客が複数の企業、団体から協賛先を選ぶ体験を通じて、ファッションの未来を考えるきっかけをつくる。
施設内には、まだ食べられるのにフードロスになる可能性のある食材を利用したカフェや食物販コーナーも設ける。
同ストアには、商品を提供するブランドパートナー、ファッションを楽しむ生活者、商品提供以外の形でストアに携わり課題解決に取り組む企業や団体が参加。三井不動産は、ストアを起点とした情報発信や企業支援の循環を創出したい考え。