KDDI、カーボンニュートラルを学ぶ体験型イベント開催

KDDIは、カーボンニュートラルの取り組みを紹介する体験イベント「Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~」を、7月28日から10月上旬までKDDIのコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」にて開催する。

開催に先駆け、7月26日にプレス先行内覧会を実施した。KDDIサステナビリティ経営推進本部長の山下和保氏が登壇し、イベントの概要やカーボンニュートラル実現のための「サステナブル基地局」について語った。

実データ グラフィック プレス先行内覧会で、イベントの概要や狙いを語るKDDIサステナビリティ経営推進本部長の山下氏。
プレス先行内覧会で、イベントの概要や狙いを語るKDDIサステナビリティ経営推進本部長の山下氏。

イベント会場は2フロア構成で、B1階では「世界のカーボンニュートラルの取り組み」を楽しみながら学べるコンテンツを揃えた。壁面には、各国の取り組みを紹介するプロジェクションマッピングを投影。眼鏡型ARグラスを活用し、来場者に没入感ある学びの体験を提供する。

実データ グラフィック
「世界のカーボンニュートラルの取り組み」を伝えるプロジェクションマッピングを壁面に投影。人の動きにも反応し、自然との共生を体感できる仕掛けも取り入れている。

1階のショールームでは、「KDDIのカーボンニュートラルに向けた取り組み」を詳しく紹介する。5月から運用を開始した、太陽光発電で自律的に電源を確保できる「サステナブル基地局」のスライドショー解説や、同社がパートナー企業と推進する様々な取り組みの実物展示も設けている。

実データ グラフィック 専用サイトから、来場者にカーボンニュートラルに向けたアイデアをシェアしてもらうコーナー「YOUR ACTION」も設けるなど、来場者を巻き込んだコンテンツも揃えた。
専用サイトから、来場者にカーボンニュートラルに向けたアイデアをシェアしてもらうコーナー「YOUR ACTION」も設けるなど、来場者を巻き込んだコンテンツも揃えた。

イベントの狙いについて山下氏は「ともに地球環境を守っていこうという想いを込めて、カーボンニュートラルの知識や気づきを得るとともに、自分にできることは何かを考え行動するきっかけの場になればうれしい」と語った。

また先行内覧会では、カーボンニュートラルをテーマにした新ムービー、「サステナブル基地局篇『持続可能なエネルギーで、命、暮らし、心をつなぐ。』」を初公開した。

カーボンニュートラルの必要性について、将来に責任を持つべき存在の象徴である“子どもの誕生“をモチーフに描きつつ、KDDIとauエネルギー&ライフが5月31日から運用を開始した自律的に電源を確保できる太陽光発電「サステナブル基地局」の取り組みを伝える内容に。「生活者の心情とKDDIの思いを重ね合わせる」構成にこだわった。ムービーはYouTubeに加え、同社のオウンドメディア「KDDIトビラ」で掲載している「カーボンニュートラル特集」内でも公開している。

動画では、「持続可能なエネルギーで、命、暮らし、心をつなぐ」という同社のメッセージとともに「サステナブル基地局」の取り組みを伝えている。

カーボンニュートラルの取り組みについて山下氏は、「私たちは、2030年の未来を見据え『KDDI VISION2030』として、『つなぐチカラを進化させ、誰もが想いを実現できる社会をつくる。』と掲げています。今後あらゆるものに通信がますます溶け込んでいく時代に、いつもどこでもつながり続けるレジリエント(柔軟)な通信基盤をご用意することが、社会全体のサステナビリティの礎としての私たちの使命と考えています」と決意を表明した。

「サステナブル基地局」とは、自律的に電源を確保できる太陽光発電。KDDIとauエネルギー&ライフが5月31日から運用を開始した。晴天の日中であれば、1局の基地局運用に必要な電力すべてを供給することが可能なほか、夜間などはカーボンフリープランによる電力供給に自動で切り替わり、“24時間365日CO2排出量実質ゼロ”を実現するという。

同社は今後、太陽光発電以外の再生可能エネルギーを活用した基地局運用を検討するほか、既設の基地局を切り替えるなど、「サステナブル基地局」の拡大を構想。2030年度までにKDDI単体の事業活動におけるCO2排出実質ゼロを目指していく。

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