尾田栄一郎 vs Netflixの真剣勝負描く 実写版『ONE PIECE』の広告展開

写真 掲出風景

Netflixは8月16日から、オリジナル実写版ドラマシリーズ『ONE PIECE』の広告を展開している。

16日から31日にかけて、渋谷駅でOOHを展開。20日にはYouTube で「実写『ONE PIECE』航海の記録」2篇を公開した。今後テレビCMなどでも放映予定。

ワンピースの作者 尾田栄一郎氏とNetflix側との7年間にわたる対話を全面に押し出した内容。尾田氏とNetflixが打ち合わせやメールなどで実際に交わしてきた言葉を抽出し、本作にかける両者の熱量をストレートに伝える。

写真 掲出風景
憲章シート/センターシート広告を巨大な伝言板に見立てて、両者のやりとりを再現。

「両者間のやりとりをそのまま広告としてパッケージングすることで、尾田先生とNetflixが本気でぶつかり合い、一切の妥協を許さずにつくり上げた作品であることを強烈に印象付ける。作品に対する期待値と、その期待値を増幅させる『作品づくりに対する応援心理』を生み出す広告展開をつくりたいと考えました」と、クリエイティブディレクターの加我俊介氏(電通)は説明する。

写真 掲出風景
写真 掲出風景
渋谷駅地下の約30メートルの壁面広告では、両者の言葉の数々を記した。

8月20日に公開した映像は、「From 尾田栄一郎 to Netflix」篇と「From Netflix to 尾田栄一郎」篇。海洋冒険ロマンである『ワンピース』と、困難を極めた共作過程のメタファーとして、不穏な海を用いている。

【From 尾田栄一郎 to Netflix】実写『ONE PIECE』航海の記録(60秒)
【From Netflix to 尾田栄一郎】実写『ONE PIECE』航海の記録(60秒)

メインコピーは、「いいものつくろう。」。

写真 YouTubeの映像カット
YouTubeで公開された映像より。

考案した電通のコピーライター 三島邦彦氏は、コピーに込めた意図を「本作の価値の根源は、尾田先生とNetflixという、物語と映像のプロフェッショナルの海を越えたぶつかり合い、妥協なき真剣勝負にあると思いました。そしてそれを成り立たせているのは、お互いのリスペクトと、極めてシンプルでそれゆえ根源的な、いいものをつくろうという純粋な想いです」と話した。

本作は漫画『ワンピース』を原作とする実写ドラマシリーズ。原作者の尾田氏がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加しており、これまでもSNSを通じて、実写版への姿勢を発信してきた。

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スタッフリスト

企画制作
電通+Headlight+カイブツ
CD+企画
加我俊介
C+企画
三島邦彦
AD+企画
木谷友亮
D
石井正信
Pr
麻生峻司
PM
工藤愛麻
演出+撮影
瀧本幹也
編集
山元真幸(オフライン)、佐藤究(オンライン)
MA
浜田洋輔
音楽
冨永恵介
作曲
原摩利彦
AE
水越悠輔、秋草拓哉、伊藤柚希奈

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター
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