ロッテは9月4日、韓国を拠点に活動する5人組グループ・NewJeansとの広告契約の締結を発表した。これにより、2023年冬から同社の広告展開に参画する。
日本での創業から75周年を迎えた同社は、本契約をきっかけに、世代を超えて“お口の恋人”として愛され続けることを目指す。Z世代を中心に支持を集めるNewJeansの起用が、若年層へのアプローチを強化する狙いもあるとしている。
NewJeansは、Z世代を中心に支持を受ける5人組のアイドルグループ。グループ名には「いつ履いても飽きない“ジーンズ”のような時代のアイコンになる」という抱負と、「“New Genes(新しい遺伝子)”になる」という意気込みが込められている。
今回、NewJeansのグループ名に込められた思いと、ロッテの企業理念「愛され、信頼される、よりよい製品やサービスを提供し、世界中の人々の豊かなくらしに貢献する」が重なることから、今後共に新しい広告展開を進めていくとしている。
ロッテのコーポレートコミュニケーション部 水野路可氏は、創業75周年を踏まえ、次のように話す。
「当社は来るべき 100 周年に向け、企業として世代を超えて愛され続けていきたいと考えています。今回、世界中で世代を超えて愛されている NewJeans との広告契約を締結。同グループのように、新しい価値を創造し続け、世代を超えて、みなさまに“お口の恋人”として愛され続けていきたいと考えています」(水野氏)。
また、今後の展開について水野氏は、「NewJeans の魅力を通じて、Z世代を中心とした若年層の皆さんに当社の商品やブランドをより親しみを持って感じていただきたいと考えています。現在、その目標に向け、広告コミュニケーションの展開を準備しています。ぜひ今後の展開に期待してほしいと思います」話した。
NewJeansの発信する音楽やファッションスタイルは、若い世代を中心に多くの支持を受けており、これまでにAppleやマクドナルドの広告に起用されている。また、メンバーそれぞれがシャネルやグッチなどの世界的ブランドの広告モデルとして起用されるなど、デビューから1年弱という期間にもかかわらず注目を集めている。2023年7月にリリースした『Get Up』は、米国「Billboard 200」で1位を獲得し、今後の活動にも注目が集まっている。