ジェイアール東日本企画(jeki)は9月26日より、Bリーグ所属プロバスケットボールチーム「新潟アルビレックスBB」の応援広告の受付業務をスタートした。同チームへの広告掲出許可取りからデザイン審査まで、応援広告に関する窓口を一括で担当する。ファンが推しの選手を応援する広告を日本全国の交通広告に掲出したり、ホームアリーナ「シティホールプラザ アオーレ長岡」にも広告を掲出できる。
同社が2023年4月に開始したサービス「Cheering AD」上で受付を行う。同サービスは、初心者でも簡単に日本全国の広告の検索、申込み、支払いまでサイト上で完結できるオンラインサービス。広告デザインは、自身で撮影した写真やイラスト、または、公式素材を使用したデザインも可能という。
「好きなアーティストのお誕生日をみんなで祝うために広告を出す」「応援するスポーツ選手の活躍をみんなで願うために広告を出す」など、ファンが広告主となって出稿する「応援広告」は、韓国のアイドルファン発のカルチャーで、日本でも近年広がりを見せている。発祥の地韓国での呼び名を使い「センイル広告」とも呼ばれる。
日本では、韓国よりも権利元への掲出・素材使用許諾などが厳格で、個人が出稿するハードルも高い。専門にサービスを展開するエージェンシーが現れているほか、交通系の広告会社で事業として展開するケースも出てきた。「Cheering AD」もその一つで、jeki内でエンタメやスポーツ好きの社内メンバーで発足したサービスだという。2022年に1年間で掲出サポートした応援広告は300件以上にのぼる。
これまで音楽グループ「MAZZEL」や「BE:FIRST」、バーチャルライバーグループ「にじさんじ」などの応援広告を受け付けており、スポーツチームは「新潟アルビレックスBB」が初めて。今後も連携するスポーツ団体を広げていきたいという。