博報堂、アイレップ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)、博報堂テクノロジーズ、博報堂マーケティングシステムズ、グロースデータの博報堂DYグループ6社は9月28日、クライアント企業におけるマーケティングシステムの構想から実装・運用までワンストップでサポートする「マーケティングシステム・イニシアティブ」を発足した。
今回発足した「マーケティングシステム・イニシアティブ」は、2021年に発足したHAKUHODO DX_UNITED*に属する博報堂マーケティングシステムコンサルティング局とDACに加え、アイレップ、博報堂テクノロジーズ、博報堂マーケティングシステムズ、グロースデータの4社それぞれが有する専門機能と、各領域に精通した約500名を結集した6社横断プロジェクト。
大手マーケティングツール/プラットフォームの導入や活用、事業活動に合わせたマーケティングツール環境の最適化、マーケティングとセールスのデータ連携、LTV向上のためのCRM高度化など、マーケティングDXにおける重要テーマごとに専門チームを立ち上げて各企業のDXを支援する。また、各専門領域におけるナレッジの集約/蓄積、人材教育をグループ6社で横断して実行することで、最新テクノロジーにより迅速に対応できるチーム組成を目指す。
博報堂DYグループは、「企業におけるマーケティングDXが急速に進む中、マーケティングシステムの導入とさらなる事業成長にはマーケティングシステムの利活用が欠かせない状況。しかし、マーケティングシステムの設計・構築・運用のそれぞれのフェーズは専門性が高く、事業成長につながるシステム/データ活用までたどり着けないなど多くの課題がある。さらにマーケティングDXにおけるIT投資の効果が十分に得られないケースも散見される他、Cookie規制や生成AIを始めとする新たなテクノロジーの台頭などに対応するため、システム導入後も継続的な取り組みが必要だ」と言及。
このような背景から今回、博報堂DYグループより「マーケティングシステム・イニシアティブ」が発足。これまで培ってきた企業のデータマーケティング運用支援の知見と専門人材、そしてグループ各社の独自ソリューションを結集・再編成することで、企業におけるマーケティング高度化に向けたテクノロジー活用をこれまで以上に包括的かつシームレスに支援できる体制を実現するとしている。