DRAFTに所属するアートディレクターがそれぞれ独立したオフィスを立ち上げ、2012年1月1日からスタートを切る。渡邉良重さんと植原亮輔さんが「株式会社キギ」、富田光浩さんが「株式会社ONE」、内藤昇さんが「株式会社Noboru」、御代田尚子さんが「株式会社MA’AM」を設立する。2011年7月に独立した田中竜介さんの「ノーチラス号株式会社」を含め、株式51%は各ADが、49%はDRAFTが持ち、DRAFTの子会社という位置づけ。この体制をDRAFT代表の宮田識さんは「DRAFT CREATIVE FRANCHISE SYSTEM」と銘打ち、「独立した各社は、プロ野球機構にフランチャイズ契約した、一つひとつの球団のようなもの」とした。
各ADは個々で仕事をしつつ、DRAFTの案件にも携わっていく。宮田さんによると「しっかりと育ったAD6人の今後を見据え、より広いフィールドが必要だと考えた。互いにこれまで以上の緊張感を持って、高レベルのデザイン活動に取り組んでもらえれば。DRAFT社内で扱う競合企業・商品の依頼に対応できるメリットもある」という。