インフルエンサーマーケティング事業のBitStarは10月25日、博報堂DYメディアパートナーズ(DYMP)などを引受先とした第三者割当増資を実施したと発表した。12億3000万円を調達したほか、金融機関から6億円の借り入れを行った。
博報堂DYMPはBitStarとの人的交流も含めた体制を築き、業務提携する。BitStarの持つデータやノウハウを活用し、運用型のインフルエンサーマーケティングの強化を図る狙い。BitStarは、調達した資金を自社のソーシャルメディアデータベースなどのプロダクト開発や、マーケティング投資、人材開発のほか、M&Aなどに充てる。
KDDIもCVCのKDDI Open Innovation Fundを通じて出資した。同社はメタバース「αU」でクリエイターエコノミーの創出を企図しており、インフルエンサーマーケティングの過程で、同社サービスの利用を促す。ほかにパーソルグループや、ジャパネットホールディングスも引受先に名を連ねている。
BitStarは2021年に阪急阪神ホールディングスから資金調達しているほか、20年には電通グループや丸井グループなどを引受先に第三者割当増資を行っている。電通PRコンサルティング(当時=電通パブリックリレーションズ)や、電通キャスティングアンドエンタテインメントなどとの協業実績もある。