イオンフィナンシャルサービスは、11月6日から放映するAEON Pay・イオンカードの新テレビCM「AEON Pay チャージ払い」篇、「イオンカードのふるさと納税 まいふる」篇と、12月以降に放映を予定している「AEON Pay 送金」篇のCM発表会を10月30日に実施した。発表会には、3つのCMの監督と主演を務めた山田孝之も登壇した。
冒頭ではイオンフィナンシャルサービス代表取締役社長の藤田健二氏が登壇し、6月にAEON Payにチャージ払い機能を追加、9月にふるさと納税サイト「まいふる」、12月にAEON Payの送金機能を拡充予定など、同社の取り組みを紹介。「今後もお客さまに便利な買い物をお楽しみいただけるよう、サービスや利用可能場所の拡大につとめ、さらなるキャッシュレスの実現を推進していく」と思いを語った。
続いて、取締役兼常務執行役員の有馬一昭氏が今回発表するCMについて説明。同社が男性俳優をCMに起用するのは初めて。起用の経緯について有馬氏は「年代を問わず幅広い層に人気であり、強い存在感を持つ山田さんに出演いただくことで、新しいサービスを覚えていただけると考えた」と話した。完成したCMはテレビやWeb上での全国のイオンカードカウンターでも放映予定だという。
瞬きの速度にまでこだわり
発表会後半では山田孝之が登壇。監督し、自らで主演を務めたCM制作について語った。
監督としての視点で見る映画とCMの違いについては、「CMは15秒、30秒と短い中に“これは絶対に伝えなくてはならない”という要素を入れる必要があるが、詰め込みすぎると視聴者が見た時に情報が上手く入ってこなかったりする。そのため、1フレーム、2フレームなどの粒度でどのような見せ方がいいのか等を検討することもあり、細かい作業が多いように感じる」と発言。また、3つのCMは最後に共通で山田孝之の横顔のカットが入るが、顔の確度や瞬きのタイミング、速度など、細部にまでこだわったと話した。
発表された3つのCM、「AEON Pay チャージ払い」篇、「イオンカードのふるさと納税 まいふる」篇、「AEON Pay 送金」篇は、会計時に気づいた現金不足、 ふるさと納税での納付先の検討、スムーズにできない割り勘など、困った悩みを抱えているところに突如、山田孝之が登場し、架空の新サービス「山田孝之のペイ」「山田孝之のふるさと納税」を売り込む。しかし、せっかく売りこんだサービス(架空)よりもAEON Payや「まいふる」が注目され、山田孝之は愁いを帯びた表情で立ちすくむ。CMには、小林由依、田村保乃、森田ひかるといった櫻坂46のメンバーもそれぞれ出演する(「AEON Pay 送金 」篇は12月に放映予定。AEON Payの「送金」機能も12月開始予定のサービス)。