旭化成ホームプロダクツと「ゆとりうむプロジェクト」が共同で進めるプロジェクト「冷凍貯金ラボ」は、アンバサダーである俳優の福原遥さんが出演するWebムービー「『SHIMATTA』~みんなのフードロスやらかし体験歌~」を10月に公開した。
「冷凍貯金ラボ」とは、同社が「ゆとりうむプロジェクト」と共に2022年5月に立ち上げたプロジェクト。「冷凍貯金」とは、食材やおかずを冷凍してストックしておくことで、忙しい毎日の暮らしに時間や心のゆとりをうむ仕込み習慣を指す。その背景について、旭化成ホームプロダクツマーケティング部は次のように話す。
「忙しい毎日に追われる現代の人々。特に子育てをしながら働くママ・パパにとって、仕事と家事の両立は永遠に尽きない悩みで、『時間もお金も余裕はないけど、家族には栄養のある、おいしい料理を食べさせたい…』という人々をサポートするために、世の中には料理の利便性を上げるためのサービスや情報があふれています。小手先のテクニックは一時的には効果はありますが、本当に人々を助けるためには、そもそも、料理の『習慣』そのものを見直す必要があると考えました」
忙しい日の調理が時短になる、手軽に食材をプラスできるので栄養バランスをアップできる、食材をムダなく使い切れて節約になる、という3つの利点から、同社では「冷凍貯金」を新しい習慣として提案。「冷凍貯金」には料理が得意な人も苦手な人も、だれでもでき、貯めておけば、家族で家事分担もしやすくなるという良さもある。
特設サイト等では「冷凍貯金」を活用したレシピやテクニックを発信しており、この1年間の活動を通して、1000件を超えるメディア報道があった。SNSでも「冷凍貯金」に関する生活者の投稿を見かけるようになり、「冷凍貯金」という習慣が徐々に広がってきていると同社では感じている。
今回のWebムービーは、10月の食品ロス削減月間に向けて公開。動画制作のベースなったのは、2023年7月に「冷凍貯金ラボ」が20~70代の男女479名に対して「野菜を腐らせてしまった時の衝撃体験」について実施したアンケートだ。そこには書かれていたのは、「床下収納庫なら光が入らないから、ジャガイモは長くもつと思っていたが、開けてビックリ!触手を無尽に伸ばした宇宙人がそこに(女性67歳)」「野菜室を整理していると口をしっかりと結ばれたナイロン袋が出てきた。中は濁った水のみ。よくよく考えるとその正体はきゅうりだった(女性 59歳)」…といった衝撃の体験談だった。
こうした経験を持つ人たちに、「冷凍貯金」しておけば食材をムダにせず最後まで使い切れるということを知ってもらうべく、今回のWEBムービー『SHIMATTA』が制作された。
アンケートで集まった実際の体験談をふまえた歌詞は、野菜のプロ「青髪のテツ」さんが監修。「黄色くなったキャベツ」から始まるちょっと不幸なエピソードで綴られる歌を声優の河西健吾さん・田村好さんが歌い、「その対策に冷凍貯金を!」と福原さんが伝える内容となっている。またムービーに登場するアニメーションには、SNSで活躍する人気マンガ家4名が今回特別に描き下ろしたマンガの一部を使用し、話題性と説得性があがる工夫をしている。
公開後、YouTube再生回数は50万回を超え、X(旧Twitter)上では多くの人から「あるある過ぎる…!」と歌に対する共感を得ている。
「テレビでも3件の地上波番組でニュースとして取り上げられる結果となり、世の中の食品ロスへの関心が高まっていること、そしていかに共感性の高い、生活者に共感してもらえるコミュニケーションが重要であるかを実感しました」と、同社は話している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+大日
- CD
- 田端都望
- プランナー
- 芦田和歌子、大澤希美恵
- Pr
- 八鍬研
- ディレクター
- 高木公美子
- 制作
- 渡邉萌
- 撮影
- 小山麻美
- 照明
- 目黒裕太郎
- 音楽
- 彦田恵子
- 衣装
- 津野真吾
- HM
- 丹澤由梨子
- D
- 岩田祐一
- オフラインアニメーション
- 馬場亮祐
- 出演・歌唱
- 福原遥
- 歌唱
- 河西健吾、田村好
- 歌詞監修
- 青髪のテツ
- 漫画制作
- ふるえるとり、たら実、はみだしみゆき、まぼ
- BP
- 増田健、中澤達彦、坂下義明、沼田敦、森相岩魚