電通はメディアが提供する情報や体験などのメディアコンテンツが生活者に与える心理的影響を「メディアコンテンツ エンゲージメントスコア」として指標化し、 企業の広告・マーケティング活動においてプランニングに生かしていくサービスを12月18日から開始した。
従来、広告活動においてはメディアを評価する機軸が主にリーチに置かれてきたが、企業・商品・ブランドに対する「好意」「共感」「信頼」などの獲得を目的とするコミュニケーション活動に際しては、リーチのような量的指標のみならず、各メディアが有するコンテンツの質的評価を測定・把握してプランニングに活用していく必も発生する。
今回、発表された「メディアコンテンツ エンゲージメントスコア」は、生活者のメディアコンテンツに対する「熱中度」「習慣度」「信頼度」を、2800人を対象にしたインターネット調査によって測定し、スコア化したもの。
現時点の対象となるメディアは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・OOH(交通・屋外)・スポーツで、例えばテレビにおいては視聴タイミング(リアルタイム配信、見逃し配信の別)などを細かく聴取し、メディア/コンテンツ/デバイス/タイミング別の「熱中度」「習慣度」「信頼度」を算出している。同社ではこれに加えて、各メディア別の広告興味度も調査することで、生活者とのエンゲージメントの向上に寄与するマーケティング・プランニングが実現するとしている。
「メディアコンテンツ エンゲージメントスコア」の算出イメージ(熱中度×広告興味度)