「まぁいっか。」を合言葉に、味の素など6社が楽しく栄養バランスを普及させるプロジェクトを発足

味の素、江崎グリコ、エブリー、キッコーマン、マルハニチロ、明治は、2023年11月に「“楽しく栄養バランス”普及プロジェクト」を発足。公式サイトを公開し、 11月10日にそのステートメントを載せた新聞広告を読売新聞神奈川県版に出稿した。

写真 実データ 「“楽しく栄養バランス”普及プロジェクト」ポスター

 

人生100年時代と言われる中で、健康寿命をながく保つために、毎日の食事の中で栄養素をバランスよく摂取することは、とても重要なこと。一方で、栄養バランスを考えて食べること自体が、生活者の中で日々の重荷となっている側面もある。本プロジェクトでは、そんな重荷を軽減し、「栄養素をバランスよく摂取できない」という罪悪感や義務感を持つことなく、楽しくおいしく具体的な「食べ方」の提唱と啓発を行うことで、こころとからだが満たされた健康的な人生の実現をサポートすることを目的としている。

今回、この考え方に賛同した企業7社でプロジェクトを発足し、“楽しく栄養バランス”普及プロジェクト事務局を立ち上げた。青森県立保健大学 学長・吉池信夫氏、慶應義塾大学 大学院健康マネジメント研究科医学研究科医学部 衛生学公衆衛生学 教授・武林亨氏、予防医学研究者、博士(医学)/公益財団法人 Well-being for Planet Earth 代表理事・石川善樹氏が、本プロジェクトをサポートする。

本プロジェクトが目指すのは、「栄養バランスのよい食生活を送ることを実践する新しい手法「ツジツマシアワセ」の普及により、生活者の幸福な食生活に貢献すること。具体的には「その時食べたいものを楽しく食べること」を肯定し、それと同時に「そのぶん、次の食事は〇〇でツジツマをあわせよう。」とバランスのとれた食事を推奨している。例えば「大好物の脂っこいものを食べてしまった。」という、罪悪感を感じる食事を肯定しながら、「でもそのぶん次の食事は脂っこさを抑えたものを食べよう。」というように、すべての食事でなく、トータルの食事の中でバランスよく食べることを「ツジツマシアワセ」と名付けたのだ。その考え方を広めることで、食事をもっと健康に、もっと幸福にすることを目指すとともに、そのためにはどういった食事でツジツマあわせするべきなのかを広く知らせていく。

さらにこうした考え方を提言するだけではなく、「ツジツマシアワセ」の根拠となるロジックとして、日本の文化に適した栄養素プロファイリングシステム「JANPS(Japan Nutrient Profiling System)」を開発。健康寿命延伸に関連する4つの栄養素・食材に着目し、食品中に含まれる栄養成分(Nutrient)の量を科学的な根拠に基づいて評価することで、献立・メニューの栄養素評価指標として活用できるものになっている。また、献立やメニューを選ぶ際の指標となり、生活者が実践しやすくするために「ツジツマシアワセ」マークも開発している。


写真 実データ 「ツジツマシアワセ」マーク

2023年11月より神奈川県川崎市を中心に、参加企業による「ツジツマシアワセ」メニューをレシピサイトを中心に提案を実施。JR川崎駅・京急川崎駅では、「まぁいっか。」というキャッチフレーズがデザインされたフラッグなどOOHが展開された。このビジュアルでは、人物写真に定評のある写真家 川島小鳥さんが、ラッパーのBoseさんらを撮影。なるべくナチュラルに自然な幸福感が伝わるように心がけて制作したという。

「”健康的な食生活”と”楽しく食生活”。どっちも大事だよね。というメッセージを説教くさくなく楽しく伝えたい。という思いから、『まぁいっか』というフレーズで好きなものを頬張っている様子を切り取り、そこに”ツジツマ”あわせのメニューをイラストで載せています。また、『まぁいっか。があるから人生は楽しいんだ。』と、ごはんだけでなく、いろんなことを、時には自分に厳しく、時には自分に甘く。バランスとって生きていくことで楽しい100年時代を過ごすことのエールとして描いています」(アートディレクター 相楽賢太郎氏)

11月18日には、川崎市を拠点とするプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」とのコラボレーションイベントを開催。ブレイブサンダースのメンバーが登場するOOHの展開やオンライン動画も公開した。


写真 実データ 『まぁいっか』ポスター


写真 実データ 『まぁいっか。があるから、人生は楽しいんだ。』ポスター


写真 風景 『まぁいっか』ポスターの掲載

2024年以降の本格稼働に向け、「ツジツマシアワセ」を新しいムーブメントとして拡大させていく考えだ。

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スタッフリスト

企画制作
電通、はな、上田家、Polarno、P.I.C.S.
CD
関本みよ
AD
相楽賢太郎
C
小山佳奈
企画
関竹彦
D
千葉陸矢
CPr
石崎智子
BP
菅野功司
撮影
川島小鳥
イラスト
柿崎サラ
美術
中込初音
フードST
山田英季
HM
くどうあき(Boseファミリー)、茅根裕己 (tomoe・佐久間・高鴨)
ST
渡辺慎也(Boseファミリー)、森川雅代(tomoe・佐久間・高鴨)
ロケCo
近内陽佑
車両
BONDS
CAS(佐久間・高鴨)
HIBANA
レタッチ
津金卓也
Pr
池田了
アシスタントPr
滝沢 ゆり
PM
坂之下 峻弥

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター




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