村田製作所は、2023年12月に企業CM「今を支える」篇、「社会と調和する」篇、「未来を切りひらく」篇の放映を開始。公式YouTubeでも映像を公開した。
「今を支える」篇のCMの舞台は町の中華屋さん。一見、いつもの日常風景だが、よく見渡してみると、ムラタの小さな部品たちはいろんな場所で、暮らしを支えている。CMキャラクター 鎌田英怜奈さんがガイド役となり、村田製作所のさまざまな取り組みをそれぞれのCMで伝えていく。
「今を支える」篇
「社会と調和する」篇
「未来を切りひらく」篇
このCMは、2021年にスタートした企業広告シリーズ「あった、あった!ムラタ」の続編。BtoB企業ゆえに、一般の人にあまり知られていない村田製作所の事業内容や企業精神、社会貢献活動をわかりやすく、親しみをもって伝えているCMシリーズだ。「あった!あった!ムラタ」というフレーズのもと、ユーモアを交えたセリフ、愛嬌のあるアクションを織り交ぜることで、CMとしての引っ掛かりをつくり、自然と愛着が持てる世界観になることを目指した。2年ぶりとなる今回のCMには、前回登場していた鎌田英怜奈さんが再び登場している。
「2年前の第一弾のCMでは、“BtoB企業の村田製作所が何をしている会社か”をシンプルに自己紹介することが目的でしたが、今回の第二弾シリーズでは、そこからさらに踏み込んで、“村田製作所が社会の中で役立つ存在であること”を強く印象づけることがクリエイティブのミッションでした」と、クリエイティブディレクター 青木一真氏。
そこで企業イメージの蓄積を図るために、前作の企画フレームを踏襲し、CMキャラクターや「あった、あった、ムラタ」のフレーズ、音楽などのアセットを継続して活用。その上で、描く舞台もスタジオセットのような「中」から、町中華やにんじん畑のような「外」に転換することで社会とのつながりをより感じてもらえるように意識した。
3本のCMで伝えているのは、同社の電化製品の部品や環境負荷への取り組みといった社会課題を解決する事業や未来につながる技術だ。
「伝える要素が専門的でやや小難しいテーマだったため、CMキャラクター鎌田さんのチャーミングさをしっかり活かしつつ、要所でほんのりコミカルな演技やポップなイラストを挿し込むことで全体としてフレンドリーで柔らかいトーンになるように留意しました」
SNSでは「あの子は誰?」と、2年ぶりに登場し、少し大人になった鎌田さんへの反応が大きい。また、こうしたCMをオンエアすることが、社内や協業先企業から好評を得ており、インナーモチベーションの向上にもつながっているという。
スタッフリスト
- 企画制作
- CHERRY、ADKマーケティング・ソリューションズ、太陽企画
- CD、C
- 青木一真
- C
- 片岡良子
- AD
- 福澤卓馬
- 企画
- 高市知美、福田眞心
- AE
- 大給達也、山本剛、高橋洋平、緒方江理
<TVCM>
- Pr
- 松田一郎、坂田邦彦
- PM
- 櫻井優歌、佐々倉惇、中口実咲、木下匠
- 演出
- 金川慎一郎
- アシスタントディレクター
- 木村昌嗣
- 撮影
- 笠松則通
- 照明
- 宗賢次郎
- 美術
- 古本衛
- ドローン
- 川角崇成
- ST
- 飯嶋久美子
- HM
- スズキミナコ
- フードST
- 則武誠子
- 振付
- 辻本知彦
- CAS
- 畠山朋子、石垣光代(サブキャスト)
- 出演
- 鎌田英怜奈、大門嵩、三宅里紗、Ian M
- ロケCo
- 藤川健太郎
- I
- 濵佳江
- アニメーター
- HORSTON
- CG
- 高橋剛、両角一優、長谷川健太
- 編集
- 二宮卓
- オンラインエディター
- 入野俊郎
- MAミキサー
- 佐藤悠
- SE
- 田中宏峰
- Music
- 福島節
<グラフィック>
- D
- 長田紘佳
- I
- 濵佳江
- 撮影、レタッチ
- 花房遼
- Pr
- 稲生敏明