SNSで話題のOOH施策 どう実現した? 2/1発売『ブレーン』3月号

月刊『ブレーン』2024年3月号、2月1日(木)発売!

特集は「体感メディアの可能性 交通・OOH広告とクリエイターの創造力」。

表紙のデザインはニューヨークに拠点を置くデザイナー/イラストレーターのMax Amato氏が手がけた。

詳細・ご予約は《こちら》※Amazonページに移行します。

「日本の広告費」においても堅調に推移し、今後の成長が期待される屋外広告・交通広告。特に近年は大型サイネージや3D広告など国内でインパクト型の表現が拡張し、体感メディアとしての可能性が広がっています。同時に「SNS上で一瞬で伝わる」といった話題性の獲得に繋がる企画も次々と登場し、クリエイターにとっては“まだ誰も見たことがない”アイデアや提案力が試される場ともいえるでしょう。今回は2023年に実際に掲出された「一体どうやって実現したの?」と気になる広告の数々などを中心に、制作のプロセスに迫ります。

▼特集のコンテンツ

『M-1グランプリ』は
なぜ、毎年OOH に力を注ぐのか

朝日放送テレビ『M-1グランプリ2023』プロモーション

毎年年末の風物詩となっている番組『M-1グランプリ』(朝日放送テレビ)。本編はもちろんのこと、ここ数年は、12月上旬から徐々に公開されるOOHも注目の的となっている。なぜ、『M-1』はOOHを出し続けているのか。2023年12月に実施されて話題となった「#どういうわけか日本一M1 見られている青森県」の裏側にも迫った。

 

どう実現した?
渋谷の街に光る「霊丸」

Netflix『幽☆遊☆白書』巨大壁画広告

12月14日の公開から1 週間でNetflix上の英語を含めた全言語シリーズで全世界2位を獲得し、大ヒットを記録したNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』。そのプロモーションとして公開日から2 週間実施されていたのが、因縁の2人が直接対峙する物語のクライマックスシーンを人踊りの多い渋谷の街中で再現して見せた企画。あの「霊丸」はどのようにして実現したのか、話を聞いた。

 

SNS投稿のためだけにブラジルにOOH掲出
その効果は?

ZONe ENERGY/HYPER ZONe「霊長類最強の100円分キャッシュバック」

2023年10月30日、エナジードリンク「ZONe ENERGY」の公式Xアカウントでこんな投稿が。「吉田沙保里さんがキャッシュバックしている100円分コインはどこに届いているでしょうか?」。投稿に添付されていたのは、吉田さんがコインを地面に向けてすごい力で投げる様子が描かれた渋谷駅のOOHの写真。コインが“届いた”のは、なんとブラジル。海外の媒体も駆使した企画の効果はいかに。

 

石川さゆりが飛び出す3D広告
テレビCMとも連動

UHA 味覚糖/味覚糖のど飴

2023年11月、JR新宿駅東口の3D映像対応のデジタルサイネージ「クロス新宿ビジョン」で、UHA 味覚糖の広告「3D巨大さゆり」が放映された。巨大な石川さゆりが飛び出して見える「味覚糖のど飴」をおすすめする内容だ。そして同時期に、「3D巨大さゆり」をそのまま模した表現を用いたテレビCM「3Dさゆり~さゆりイチ推し~」篇も公開。連動の効果はいかに。クリエイティブチームに制作過程を聞いた。

 
フィルムを模した表現で
映画のような世界観を演出

富士フイルム/アスタリフト

2023年8月、「アスタリフト」の新CM「列車のふたり ナノテクノロジー」篇が公開された。それに合わせて10月に渋谷駅で展開されていたのが横型の長いポスターと縦型のサイネージ。それぞれでCMの世界観を拡張するような表現がなされている。アートディレクターの浜辺明弘さんに話を聞いた。

 

2024年 国内外
OOHトレンド予測

現王園章太(LIVE BOARD)国内で増加傾向にある、デジタルサイネージ。海外ではどのようなトレンドが生まれているのだろうか。LIVE BOARD の現王園章太さんが2023年のトレンドを踏まえ2024年のテーマを解説する。

 

増加の一途たどる大型ビジョン
相性のいいクリエイティブは?

東急エージェンシー「田園都市線渋谷駅ビッグサイネージプレミアム」/ヒット「シンクロ7シブヤヒットビジョン」/東急エージェンシー「渋谷スクランブルスクエアビジョン」/大阪メトロ アドエラ「Umeda Arch Vision」/クロススペース「クロス新宿ビジョン」

コロナ禍を経て、街中のOOHが活気を取り戻してきた。とりわけ、利用者の多い駅の近辺に設置されることの多い大型ビジョンはそのニーズが高まっており市場規模は2022年の91 億円に対し、2027年は225億円と推計されている(「デジタルサイネージ広告市場調査2023年」CARTA HOLDINGS/デジタルインファクト調べ)。特に規模が大きく人気の高い5つの媒体について相性のいい表現やクライアントの傾向などを聞いた。

 

コロナ禍経て多様化
2023年 ピールオフ広告

ポスターなどに貼付した冊子やカード、商品サンプルなどをはがして持ち帰ることができるピールオフ広告。2023年も増加し、SNS などで話題を集めることも。ここではユニークな事例などを成果とともに紹介する。

  • ・講談社/Palcy「『マンガにひたろう。』身も心もあたたまる名言入浴剤」
  • ・アリナミン製薬/ベンザブロック プレミアム、ベンザブロック YASUMO ピールオフ型広告
  • ・アース製薬/BARTH「『泥睡しよう』寝顔募集キャンペーン」
  • ・ KDDI(au)/ANYTEAM「#応援は想いを届けるスポーツだ」

 

▼連載・スペシャルコンテンツ ほか

【SPECIAL】

〈特別企画〉グッドデザイン賞2023 レポート

  • ・≪鼎談≫齋藤精一×倉本仁×永山祐子
  • ・大賞受賞インタビュー/「52間の縁側」
  • ・グッドデザイン2023金賞受賞作品

今夜も窓に灯りがついている/尾崎世界観

 

【CONTENTS】

C-1グランプリ
明るいCMプランナーの会 2023 →2024
AI TOPICS

  • ・生成AI時代のテクニカルディレクション/岡田太一
  • ・未来を創造するクリエイティブ×AIの可能性/志村和広

CMの裏側/アスクル/ASKUL「アスクルくるくる」篇
デザインプロジェクトの現在/大垣交右(大垣書店 麻布台ヒルズ店)
今月のブックマーク/岩松翔太(エムハンド)
STAND THE FLAG/茨城県/福島県/石川県/福岡県
心に残ったプレゼン術/レゾナック・ホールディングス
名作コピーの時間/澁江俊一
クリエイターおすすめのブック&マガジン/高田裕美(書体デザイナー)
デザインの見方/田中せり
SPECIALIST NAVI/喜多村恭平(LONDON)
「宣伝会議マーケティングサミット2023」レポート

 
【連載】

UP TO WORKS

  • ・大塚製薬/ボディメンテ「THE DAY.」篇
  • ・サッポロビール/第 100 回箱根駅伝 「100 回。その先へ」篇
  • ・ナイキジャパン/Nike Running EKIDEN PACK「走るは、祈るだ。」
  • ・ヤクルト本社/ Yakult1000「坂本龍馬」篇
  • ・KDDI / au「さぁ、何やる?」篇
  • ・サントリーホールディングス/伊右衛門 特茶「特茶から問題です。」
  • ・ストライプインターナショナル/earth music& ecology「ワタシって天才かもねで生きていけ。」
  • ・リクルートホールディングス/ゼクシィ周年メッセージ「あなたが幸せなら、それでいい。」

BRAIN’S BRAIN(今月のカバーストーリー)/Max Amato(ニューヨーク)
QUESTION/今、新たに究めてみたい「学問」は?
CREATIVE NEWS
犬馬難鬼魅易/文:仲畑貴志
EDITORS CHECK

  • ・artience 新社名・ブランドロゴ
  • ・Facebook Japan「THANK YOU BOX」
  • ・ドライフルーツ「梨からの手紙」

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