東急ストアは2月2日、松濤エリアに「THE PANTRY by Tokyu Store」をオープンする。同店は期間限定店舗として運営し、東急百貨店本店閉店後の同エリアにおいて、食機能のサポートを担う狙い。主に、日常的に利用される商品を提供する予定で、乳製品や加工肉、豆腐などのチルド食品から、米や調味料まで、品質にこだわってラインアップする。
新しい店舗の売り場面積は74㎡と狭小ではあるが、近隣エリアには東急百貨店本店のワイン売り場を路面店として移転オープンさせた店舗「THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE」が位置している。そのため、ワインとおつまみのペアリング利用など、両店を併せて楽しんでもらうことで、相互補完を図る。
2023年1月31日に東急百貨店本店が営業終了した後、東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店の3社は、地上36階地下4階の複合施設を2027年度に竣工する予定の「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」を共同で推進している。
東急ストア 店舗企画部 店舗企画課長の高沢昌之氏は、今回の開店について次のように話す。
「今回出店する『THE PANTRY by Tokyu Store』は、渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト開業までの期間限定店舗として出店する予定です。詳細な展開期間は未定ですが、松濤エリアにお住まいのお客さまの食機能をサポートすることが目的です。“あなたの街のちいさなパントリー”をコンセプトに、品揃えや接客など、商圏のお客さまがお買い物しやすい環境を整えることで、利用者への訴求を図りたいと考えています」(高沢氏)。