トータルアパレルブランドであることをアピール
グンゼは2月1日、男性向けアパレルブランド「BODYWILD」のコンセプトとロゴを刷新した。総合的なアパレルブランドであることを前面に打ち出す。従来からジャケットやルームウェアなども扱っているが、ボクサーパンツなど下着のイメージが強い課題があった。商品ごとに異なっていた売り場の統一も図る。
新コンセプトは「身体を自然に回帰する」。「男らしさ、力強さ」を表現していた従来のロゴとは対照的に、新ロゴは「自然、ありのまま、自分らしさ」を表している。デザインはシマウマの縞模様をモチーフにしているほか、木々や水といった自然のイメージも取り入れている。
「BODYWILD」の着心地を生み出す技術「3D-MADE(立体成型)」と「カットオフ」を全面的に押し出すロゴも開発した。デザイン性だけでなく機能性にも注目してもらうほか、同社の技術力をアピールすることでブランド価値向上を目指す。
気に入ったブランドでファッションをそろえたいというニーズもあり、全国の量販店では「BODYWILD」を1カ所にまとめたコーナー店もオープンする。2024年は10~15店舗の展開を見込む。同社広報IR室の前川真由美氏は「お客さまが欲しいものをその場で提案できるシームレスな商品構成と売場構築を目指している」と話し、新規ファンの拡大や既存ユーザーのライフタイムバリュー向上を図る考えだ。