コロナ収束後もファッションの一つとして提案
サン・スマイル(東京・港)は2月21~25日、自社ブランドのマスクを訴求するポップアップストア「MASCODE POP-UP STORE」を開催する。マスクを着用して写真を撮影するフォトスポットや、コロナ収束で使用されなくなった未使用マスクを商品と交換するサービスなどを実施。コロナ禍収束でマスク離れが進む中、花粉症予防とファッションを両立できるアイテムとして訴求する。店舗では15種類以上のマスクを展示する予定。同ブランドのターゲットは20~30代で、1000人の来場を目指す。会場は、「ZeroBase表参道」(東京・港)。
サン・スマイルの「MASCODE(マスコード)」は機能性とファッション性を両立させたマスクブランド。20~30代の女性に人気で、複数のカラーバリエーションをまとめて購入するケースも見られる。2024年1月25~26日に実施した、全国の20〜30代男女を対象としたアンケート調査(有効回答数1113人)では、3人に1人以上が、気に入っているマスクの特徴に「おしゃれさ」と回答。豊富なカラーバリエーションが強みで、同社広報の鎌田悠右氏は「その日のファッションに合わせたマスクを選ぶ人もいる」と話す。
コロナ収束でマスクの需要が減り、未使用のまま保管されている“埋蔵マスク”が増えている。1月22~24日に実施した調査(有効回答数6630人)では、“埋蔵マスク”の保持者は2人に1人で、20~30代だけでも約9億6000万枚に上る計算となる。“埋蔵マスク”が増える理由として、3人に1人以上が「気にいったデザインや機能のマスクが増えたため」と回答。埋蔵マスクとおしゃれな「MASCODE」を交換できるポップアップストアを実施することで、同ブランドの知名度向上につながるとみている。今年は花粉症患者が増えると予想しており、早めの予防を訴える狙いもある。