奥村組は1月28日、メジャーリーガーでボストン・レッドソックス所属の吉田正尚選手を起用したテレビCM「想いが宿るユニフォーム」篇、「想いを受け継ぐ背中」篇の放映を開始した。吉田選手が同社の建設現場を訪れ、感想をモノローグ調で語るドキュメンタリー風のCMとなっている。企画制作は大広、大広WEDO、ハット。
CMは「建設が、好きだ。」という企業メッセージをコンセプトに、ビジネスマン層に向けて制作した。1907年の創業以来、「堅実経営」と「誠実施工」を信念に土木・建築事業に向き合ってきた同社の企業イメージを表現している。
これまでは女優が「奥村くみ」という同社の社員に扮する企業CMシリーズを展開。同シリーズは継続しつつ、今回は野球ファンが多いビジネスパーソンへのアプローチを狙い、吉田選手を初起用した。
「想いが宿るユニフォーム」篇は、CM撮影の裏側を舞台に展開。吉田選手が同社の作業服にそでを通すと、自身のユニフォームと重ね合わせて作業服に宿る「信念」を感じ取る。終盤には社員から突っ込みを受ける場面もあり、大阪の会社らしいオチが用意されている。
「想いを受け継ぐ背中」篇は、バットを振って打撃練習する吉田選手のシーンから開始。「憧れて、追いかけ続けた背中がある。」というフレーズとともに映像が切り替わると、カメラを片手に吉田選手が現場を訪問するシーンへ。ベテラン社員の背中を見て、その熱意を受け継ぐ若手社員の姿を見つめる。
同社広報課長の井戸田高明氏は「吉田選手は地道な努力を積み重ねてプロ野球選手となり、さらに大リーグに挑戦した選手。制作にあたっては、吉田選手の印象だけではなく、当社のCMだとしっかりと伝わり、且つ大阪の企業らしくオチでクスっと笑えるものにして欲しいと要望しました」とコメント。
クリエイティブディレクターを務めたのは大広WEDOの吉岡由祐氏。「建設に向き合う奥村組の信念を、野球に向きあう吉田選手の信念と重ね合わせ、効果的に伝えられないかと考えたのが出発点。吉田選手だからこそ気づいた、奥村組の作業服と背中に宿る信念を、モノローグ調で語るドキュメンタリーCMに仕上げました。CM撮影のウラ側を、むしろCM本編のオモテ面に利用することで、ドキュメンタリーとして機能させる表現にチャレンジしています」と説明している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 大広、大広WEDO、ハット
- CD+企画+C
- 吉岡由祐
- 企画+C
- 畠山侑子、花田光希
- AD
- 平岡伸一
- CPr
- 五十嵐麻美
- Pr
- 渡邉雄介
- PM
- 樫葉風太、福本弘太
- 演出
- 大石裕次
- 撮影
- 高木考一
- 照明
- 高橋亮
- 編集
- 村上諒介(オフライン)、渡辺純(オンライン)
- カラリスト
- 今西正樹
- 音楽
- 原田瞳
- MA
- 辻元良
- MIX
- 新妻武寿
- ST
- 工藤祐司(吉田)
- HM
- 吉岡未江子(吉田)
- ST+HM
- 小河美絵(ほか出演者)
- PRプランナー
- 尾川達哉
- CRD
- 金田真澄
- CAS
- 高島格(ほか出演者)
- AE
- 澤慎介、嶋﨑崇幸
- 出演
- 吉田正尚