水戸部功・名久井直子の造本・ブックデザインの裏側に迫る企画展 3月4日から

竹尾は3月4日から、東京・神田にある見本帖本店2Fにて「BOOKS 水戸部功×名久井直子」展を開催する。会期は4月12日まで。入場無料。土・日・祝日休だが、3月16日(土)午後のみオープンする。

本展は、ブックデザイナーの水戸部功氏と名久井直子氏の2人が、これまでの仕事から30冊を自ら選び、その素材・造本・デザインを解き明かしていくもの。

削ぎ落としたデザインの水戸部氏、素材と加工を駆使した名久井氏。それぞれ対照的な仕事を続ける2人の本から、装丁の現在を楽しめる機会となる。

主なセレクト作品は以下の通り。

<水戸部功>

・スタニスワフ・レム『スタニスワフ・レム・コレクション』(国書刊行会)

 

・島田雅彦『君が異端だった頃』(集英社)

 

・レジス・メサック『「探偵小説」の考古学』(国書刊行会)

 

・ユリア・エブナー『ゴーイング・ダーク』(左右社)

 
・テッド・チャン『息吹』(早川書房)

 

<名久井直子>

・谷川俊太郎『あたしとあなた』(ナナロク社)

 

・川上未映子『黄色い家』(中央公論新社)

 

・若松英輔『悲しみの秘義』(ナナロク社)

 

・穂村弘『水中翼船炎上中』(講談社)

 

・小川洋子『遠慮深いうたた寝』(河出書房新社)

 

また、本展で2人がセレクトした各30冊の装丁の情報を、井上佐由紀氏の写真とともに2冊の本にまとめた図録『BOOKS 水戸部 功×名久井直子』の販売を予定している。会場およびオンラインで購入可能。

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