4月1日、ちょうど月曜日から新たに2024年度が始まる。大学も同日が新学年が開始するが、学習管理アプリ「Studyplus(スタディプラス)」を運営するスタディプラスはこのほど、「大学受験期に一番印象に残った広告ランキング」などの調査結果を発表した。
大学受験生が最も印象に残った広告として選んだのは、大塚製薬「カロリーメイト」の広告で、2位以下に大きく差をつける434票が集まった。2023年11月に放送したテレビCM「光も影も」編のほか、22年の「狭い広い世界で」編など過去のCMについて挙げた回答者も複数見られた。
「光も影も」編は、受験生を応援する「カロリーメイト」のCMの中で初めて「美術大学」を目指す受験生にスポットライトを当てたのが特徴。CM楽曲には、2012~13年放送のテレビアニメ「プリキュア」シリーズ9作目に使用されたものをピアノアレンジして使用した。2023年に受験する人の多くが、子ども時代にふれていた可能性が高く、耳からのアプローチを図ったもの。アンケートでも「カロリーメイトのCM プリキュアの曲が懐かしくて好きだった」「カロリーメイトのかてぃん(YouTuber名義。クレジットでは角野隼斗さん)がピアノを演奏しているCM」「カロリーメイトのスマイルプリキュアコラボCM」といった自由回答が見られた。
2位はネスレ日本「キットカット」の広告で41票だった。CM以外にも「個包装に書かれているメッセージ」を挙げた人もいた。3位は17票の同率で、ひとつは大和大学(大阪・吹田)。「東の早慶、西の大和をめざします」のキャッチフレーズが話題になり、CM以外に交通広告の回答もあった。もう一方は帝京平成大学で、コンビニエンスストア「ファミリーマート」の店内放送などが印象に残っていた人が多かったとみられる。
5位は河合塾が15票。6位は同率で、日清食品「カップヌードル」と駿台予備校がそれぞれ14票。8位は武田塾で13票。9位は同率が3つで、森永製菓「inゼリー」、大塚製薬「ポカリスエット」、早稲田アカデミーがそれぞれ12票。10位は同志社女子大学7票となった。
13位の森永製菓「森永ラムネ」は、「大学受験期に一番食べたお菓子」で2年連続1位(358票)となった。「キットカット」は、カンロ「ピュレグミと同率2位で48票。「カロリーメイト」は17票で12位だったが、「夜食」では69票で1位を獲得している。
この春に大学受験し、合格をアプリ内で報告したユーザーが対象で、回答者数は1608人。調査時期は2023年11月30日〜24年2月20日。順位は自由記述を元に集計したもので、複数の広告を記載したものはそれぞれ1票でカウントしている。無回答やなしは780件だった。