20世紀における広報PRの理論形成に貢献
アイビー・リーやエドワード・バーネイズは、広報PRの実務家として、現代でも一般的に用いられている数多くの広報手法を企画実践し、広報PRという職種や業界の発展育成に大きな影響をもたらしました。今回ご紹介するレックス・ハーロウは、20世紀における広報PRの理論形成に多大な貢献をした研究者です。
ハーロウは、1912年に家族経営の週刊誌『ハーロウズ・ウィークリー』の販売担当になり、メディア企業の販売や経営に携わりました。第一次世界大戦中、彼は米陸軍の一兵卒として従軍したという経験もあり、退役後は実務家として1936年まで同族会社の副社長および『ハーロウズ・ウィークリー』の編集者を務めました。その間、セントラル・ステート・ティーチャーズ・カレッジ(現セントラル・オクラホマ大学)を卒業し、学士号を取得しました。
実務を通してパブリック・リレーションズに対する興味が一段と強くなったハーロウは、1935年にテキサス大学で修士号、スタンフォード大学で博士号を取得後、教育者に転身します。1938年にスタンフォード大学で教職を得て、同大学にパブリック・リレーションズの専門学科を設立しました。
「新版・伝説のPRパーソン~広報の歴史的発展に貢献した人々~」バックナンバー
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