※本記事は月刊『販促会議』2024年6月号にて全文をお読みいただけます。
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富士フイルムは2023年8月から、リアルな写真プリントが持つ本質的な価値を提案する「写真幸福論」プロジェクトをスタート。同プロジェクトの一環として、写真に込めた想いをさらに深める体験ができるポップアップストア「一生モノのフレーム店」を期間限定でオープンした。
店内は自宅や友人の家のような居心地の良い雰囲気を演出。大きな階段のオブジェによって空間を仕切ることで、3つの企画をうまく混在させた。
「家に、幸せの居場所をつくろう。」というコンセプトのもと、ストアでは「写真を飾る」「写真を読む」「写真と出会う」の3つのサービスを展開。企画制作は電通、店舗内デザインはCCCMK総合研究所が担当した。
「写真を飾る」では、フレームコンシェルジュの中村明博氏が、依頼者から写真のエピソードや飾りたい場所をカウンセリングし、世界で一つの写真フレームをカスタムメイド。「写真を読む」では、写真に込められた想いをもとに蔦屋書店のコンシェルジュが選書した書籍を販売。「写真と出会う」では13人の写真家やクリエイターが撮影した写真のプリントを販売した。
メイン企画である「写真を飾る」サービスでは、フレームコンシェルジュの中村明博氏が写真に込められた想いをカウンセリング。「一生モノ」の写真フレームを製作できる。「写真を読む」サービスでは、「旅」「文学」「人文」のジャンルに精通した蔦屋書店のコンシェルジュがストア内に待機し、写真に寄り添う1冊を提案する。
インテリアに関心が高く上質な暮らしを志向する30代以上を中心に、休日には約600人が来場。フレームコンシェルジュの体験者の中には、大切な家族との思い出と向き合ったことで涙を流す人もいたという。
富士フイルムイメージングシステムズの神山 純氏は「『撮る』『プリントする』にとどまらない様々な体験を通じて、写真による幸せをより多くの方々に再確認していただける企画になりました」と手応えを語った。
Instagramのキャンペーンで投稿された写真をもとに選書した書籍も販売。アンティーク家具などのインテリアにもこだわった。13人の写真家やクリエイターが撮影した写真のプリントが購入できるコーナーもあり、ギャラリーのような空間で写真との出会いを楽しめる。
そのほか、月刊『販促会議』6月号では、第16回「販促コンペ」審査員による座談会や、森下仁丹120周年リブランディング施策「#タイムスリップ仁丹タクシー」で実際に使われた企画書も掲載。「人が集まる、商品が売れる」アイデアと事例を多数紹介しています。
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