牛乳石鹸共進社がWeb動画「らしさの湯」公開、若年層の好感度アップ目指す

牛乳石鹸共進社は6月14日、約5分のWebムービー「らしさの湯」篇を公開した。

「らしさの湯」篇。

主人公は、日々忙しなく働き生活するなかでふと「自分らしさって何だろう?」と疑問を持った24歳のみさき。通勤中にスマホを触るなかで表示された「らしさの湯」という銭湯のネット広告につい惹かれ、実際に足を運ぶ。一見普通に見えたその銭湯に続々と表れたのは、4人の未来の自分。そのあまりの多様さに驚きつつも、みさきは未来の自分に励まされていく。

写真 CM カット 「らしさの湯」篇

企画の背景には、若年層における牛乳石鹼共進社の認知度及び好感度が、他の年齢層と比較して低い、という企業課題があった。

「若年層の認知や好感度を高めるべく、2024年5月に企業メッセージを『思いをぎゅうっと』に一新。今回のムービーはそのメッセージを伝えるための施策の一環です。好きなことを大切にしていたり、自分らしさがよくわからない、といった悩みを抱えていたりする若年層に寄り添うような企業イメージの醸成を目指しました」と、牛乳石鹸共進社 コーポレートコミュニケーション室の佐々木弘子氏、蜷川真吾氏。動画のメインターゲットは10~30代の女性と据えている。

動画の企画を考えたのは、電通のクリエーティブディレクター 矢野貴寿氏。制作の過程について、「オリエン後、字コンテは早々に完成。ボリューミーな内容だったので、監督が描いてくれたワクワクするような演出コンテをもとに、何を残し何を削れるのかなど、プロデューサーと共に熟考を重ねました」と話す。

「年齢別に4役登場する主人公を演じたのは、俳優の上原実矩さん。108歳の主人公役の俳優 飯田圭子さんの80代とは思えないパワフルなダンスも撮影し、最後は“大合成祭り”の末になんとかムービーが完成。クライアントにも納得いただける仕上がりとなりました」(矢野氏)。

写真 CM カット 「らしさの湯」篇

牛乳石鹸共進社が企業広告としてのWebムービーを制作したのは2022年ぶり。当時制作した動画「穴があったら」篇はカンヌライオンズ2022のFilm部門でブロンズ賞を受賞した。

「穴があったら」篇。

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スタッフリスト

企画制作 電通、春企画
CD+企画+C 矢野貴寿
Pr 植村研二
PM 金澤真莉子、平岩於実
演出 日座裕介
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撮影 鎌苅洋一、佐々木雄一
照明 日高真一
美術 井内克信
CG 松尾順治
編集 山下大輔(オフライン)、西脇寿郎(オンライン)、後藤康二(オンライン)
音楽 榎祐一
録音+MA 勝見康貴
ST+HM 浅井可奈
CAS 藤沢美由紀
AE 山本哲徳
出演 上原実矩、飯田圭子
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