森永乳業のコーヒーブランド「マウントレーニア」は6月20日、ユーザーを“褒める”生成AI特設サイト「褒めらレーニア」をオープンした。“大の「マウントレーニア」ファン”として知られるお笑いコンビ「さらば青春の光」森田哲矢の声を活用した“褒めボイス”を提供。「ちょっとしたこと、ちゃんと褒めんで」と掲げ、「一人ひとりの心の拠り所になること」を目指す同ブランドの姿勢を示している。
「褒めらレーニア」にアクセスすると、チャットアプリのようなデザインの画面が登場。“褒められたいこと”を文字で入力すると、入力内容に合った関西弁の“褒めボイス”がAIで生成される。スタート時には森田の声による音声で「最近の自分の出来事とか、褒められたいことを教えてくれへん？」と流れるほか、生成されたボイス上では入力したユーザー自身の名前も取り入れられるという。
「褒めらレーニア」で「褒められたいこと」と入力する画面。 “森田と通話している”ことをイメージしたチャットアプリのようなデザインで、双方向性のある体験にこだわった。
“褒めボイス”の生成に際し、森田は「あんたはソファーに腰掛けたままセロハンで掴んだセントローセンス製のソーセージ食べるんか」や「ジュトゥヴにツェッペリンのツァラトストラ、間違うてるのは」といった、200パターンを超える”謎の”関西弁を音声収録。こうした音声データを土台に、生成AIによる “褒めボイス” が生成される仕組みだ。生成されたボイスはダウンロード可能で、SNSでシェアできる。
また、ささやかな出来事ほど大きく褒め、逆に大きな自慢話には「へえ」などドライに対応する仕様に。「くすっと笑いながら、どこか温かくやさしい気持ちになる感覚を提供したい」という思いを込め、「あなたの心の拠りどころ」や「ちょうどいいパートナー」を目指すブランドの姿勢を示している。
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