ロート製薬の匂いケアブランド「母の日」「父の日」ペアで新聞広告

ロート製薬は「父の日」の6月16日、「パパのにおいが好き。」と題した新聞広告を出稿した。「母の日」の5月12日に出稿した新聞広告の続編で、2枚の広告をつなげると夕暮れの中をお母さんとお父さん、子ども2人で歩くイラストが完成する。企画制作は電通とONE STONE。

写真 誌面 「パパのにおいが好き。」と題した新聞広告

母の日、父の日の広告を合わせると父母と子ども2人のイラストができあがる。

広告には、同社が展開する大人の女性に向けた匂いケアブランド「デオコ」と、男性用匂いケアブランド「デ・オウ」の商品を掲載。父の日、母の日に合わせてそれぞれのブランドコミュニケーションを図った。

本企画を担当した電通 クリエイティブディレクター 青野隆仁氏によると、もともとは父の日に合わせた「デ・オウ」の広告を掲載する企画を提案していたが、母の日と2つのブランドを絡めたコミュニケーションにブラッシュアップすることになった。

掲載した新聞広告はそれぞれ全15段で、並べると全30段の広告になる。5月に掲載した母の日の広告には母親が眠っている子どもを抱きあげている姿が描かれ、「やさしく抱き上げてくれるママのにおい。」「急いで自転車を漕いで保育園に向かうママのにおい。」などと匂いにまつわる文章が記されている。

写真 誌面 新聞広告

父の日の広告にも、子どもをおんぶする父親の姿と共に「パパのにおいを感じながら、たくさん眠ってきた。」「なかなか寝付けない夜にパパの腕の中で。」などと、文章が続く。

写真 誌面 新聞広告

イラストは子育て世代を中心に人気のクリエイターつむぱぱ氏が手がけ、「たくさん遊んだ後の帰り道」の様子が、ほっこりとするタッチで描かれている。アートディレクターを務めた電通の杦本翔吾氏は「ママ、パパのどちらにも好意的に受け入れてもらえるように制作しました。それぞれのグラフィックでは親子のつながりを、紙面を並べれば家族全員が揃った家族のつながりも感じられるギミックになっています」と話している。

反響としてSNSで好意的なコメントが見られたほか、同社の「お客様相談室」にも共感の声や親子の繋がりについての感想があったという。「ブランドの押し付けではない形で『お父さん・お母さんのニオイ』について考えるきっかけを作れたと思っています」とロート製薬 マーケティング&コミュニケーション部MC2グループ 西浦夏貴氏、河井拓氏は話している。

スタッフリスト

企画制作/

電通、ONE STONE
CD 青野隆仁
企画 山脇卓朗
AD 杦本翔吾、川上智也
D 佐藤利一
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I つむぱぱ
Pr 讃岐亮大
AE 本間裕
製版・印刷 第一製版
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