ヤフトピも活用し幅広い分野の情報をキャッチ(広報担当者の情報インプット術/akippa)

広報担当者は日々どのように情報感度を高めているのでしょうか。月刊『広報会議』の連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」に登場する、個人SNSを活用する広報の皆さんに、情報収集のポイントや参考になったコンテンツなどについて聞きました。
写真 人物 プロフィール イシカワ

Q1. 広報として日々の情報収集で意識していることを教えてください

情報収集する際は自分の興味関心に偏らないように、意識的に幅広く情報をキャッチアップするように心がけています。
SNSなどでレコメンドされる情報だけを見ていると、興味のあるジャンルやニュースにどうしても寄ってしまいます。広報という立場上、幅広く世の中全体の流れを把握しておくことも大事だと思いますし、自分にない視点を得ることで新たに企画を考える際の参考になることもあると思っています。

これは他社の広報さんに教えてもらった方法ですが、たとえばヤフトピ(Yahoo!ニューストピックス)に掲載された記事は、見出しだけでなく本文まですべて閲覧するようにしています。とはいえ1日に多くても数回しか開けないので、もちろん見逃しているニュースも多々ありますが、政治、経済だけでなくエンタメ、スポーツなどジャンルを問わず読み、気になったものは深堀をする形をとっています。簡単なことですがこれだけでもなんとなく世の中の興味関心を掴めるように思います。

Q2. 広報として勉強になったコンテンツはありますか?

参考にさせていただいている書籍はたくさんありますが、『戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則』(本田哲也著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は当社の広報チームで合宿をする際に、課題図書とさせていただきました。

他社の戦略的なPR事例を成功事例をもとに解説されていて、分かりやすかったです。会社の規模やフェーズにより、やること・できることは変わってきますが、常に頭の片隅に置いておきたい考え方だと個人的には思っています。

また、広報は日頃から社内外で話す機会が比較的多い職種で、さまざまなステークホルダーに対して、「伝わる」ように伝えることが日常的に求められるように感じています。

私自身、人前で話をしたり、分かりやすく伝えたりすることに対して苦手意識を持っていることもあり、『話し方の戦略「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術』(千葉佳織著、プレジデント社)はとても勉強になりました。文章の構成、話し方、スピード、動作などにより伝わり方は変わってくるそうです。実践はこれからにはなりますが、引き続き書籍を通じて学ばせていただきたいと思っています。

――連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」は、月刊『広報会議』本誌にて掲載しています。

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