発売1年で1億2000万本の「アサヒ 颯」 AI黒柳徹子で更なる認知拡大、アサヒ飲料

AIや先進技術による「先進感」が若年層獲得のカギ

アサヒ飲料は、緑茶ブランド「アサヒ 颯」のCMキャラクターである黒柳徹子氏のAI音声を活用したWebコンテンツ「あなただけのパーソナルラジオ AI徹子の気まぐれお悩み颯談室」を、8月1日から31日までの期間限定で公開している。「AI」や「先進技術」による「先進感」を演出し、それらに興味関心がある20~30代を中心に訴求する考え。若年層のブランド認知を拡大し、興味を持ってもらう事が目的だ。

「アサヒ 颯」の認知拡大につなげるAIコンテンツ「あなただけのパーソナルラジオ AI徹子の気まぐれお悩み颯談室」

自身の悩み事を入力することで、黒柳氏のAI音声が解決策を読み上げるコンテンツ。黒柳氏に話しかけてもらえるという特別な体験を提供することで、「アサヒ 颯」の特長を伝える。同商品は「爽快さ」を特長としており、その強みを、悩みを解決することで「心がスッキリする様子」で表現する狙いがある。

コンテンツでは、スマートフォンの入力フォームに、ラジオネーム、悩みのカテゴリー(仕事、勉強、恋愛、お金、友達)、悩んでいる内容などを入力すると、AIが黒柳氏の過去の発言録などを参考に作成した複数の回答の中から適切な回答を選択。黒柳氏のAI音声が回答を読み上げ、悩みを解決する。悩み事を投稿すると答えてくれる「ラジオ番組」のようなスタイルを再現する思惑があった。

「アサヒ 颯」の施策に生成AIを活用した理由について、プロモーション戦略部クリエイティブグループの井田裕典プロデューサーは、「最新の音声AIで生成された黒柳徹子さんの声で語られたら、颯の物性(爽快な味わいや、微発酵茶葉を使用しているなど)に興味を持ってもらえるのではと考えた」と話した。

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