不二家は9月13日、同社初のドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」をオープンした。出店場所は、神奈川県海老名市のビナウォーク海老名内フードコート内。
同店のテーマは「ペコちゃんが作ったドーナツ屋さん」。認知度の高い「ミルキー」ブランドと関連付けることで、新ブランドの訴求ポイントを強化した。
さらに、同社の実績としては少ないフードコートへの出店となるが、ドーナツに特化し、アイテム数を厳選したことで、フードコートなどのコンパクトなスペースでの出店が可能となった。
店舗イメージ。
店舗では、不二家のロングセラーキャンディー「ミルキー」の風味をイメージしたドーナツを販売。看板商品の「milkyドーナツ」は、「ミルキー」に使用している北海道産練乳を練り込んだ生地を使用し、プレーンやいちご、チョコレートや季節限定の紫いもの4フレーバーを展開する。
価格は一個当たり165円(税込)。全4種のフレーバーを展開する「milkyドーナツ」。左から、プレーン・いちご・チョコレート・季節限定の紫いも。米油で揚げた軽い口どけを楽しめるという。
また、ドーナツにミルキークリームを詰めた「milkyクリームドーナツ」やソフトクリーム、「のむmilky」なども販売する。今回の新ブランド発表について、同社 洋菓子マーケケティング部の担当者は「近年、人気が再熱しているドーナツに着目した」と話す。
「不二家洋菓子店で販売している『ソフトドーナツ』は、以前から老若男女問わず多くのお客さまに好評の商品でした。そこに、近年ドーナツが人気再熱しているとあって、今回当社のロングセラーブランド『ミルキー』をベースにした商材を新たに開発。なじみのあるブランドをベースにした、不二家ならではの『milkyドーナツ』を楽しんでいただきたいと思っています」(洋菓子マーケティング部 担当者)。
今後の戦略として、ブランドイメージの若返りを推進したいと担当者は続ける。
「新業態店舗で販売する『milkyドーナツ』や『ミルキー』をコンセプトにしたドリンクやソフトクリームの展開を通じて、ロングセラー商品『ミルキー』のブランドイメージの若返り化を目指し、若年層へのアプローチを強化することはもちろん、ファン化にも努めていきたいと考えています」(洋菓子マーケティング部 担当者)。
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