課題別に情報の切り口を変える、社内報コンテンツのアイデア

従業員やその家族に情報を届ける手段として定番の「社内報」。目にとめてもらうため、「驚きや発見がある」「参加したくなる」ような切り口を加えられないか、読み手視点で見直しておきたいものです。課題別に社内報コンテンツのヒントをまとめました。
本稿は『広報会議』2024年7月号より転載しています。
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(課題)
自分の考えや意見を率直に言い合える風土をつくりたいです。コロナ禍で学生時代を過ごした新入社員も仲間入りし、キャリア採用者も増えてきています。従業員の世代間ギャップが気になっています。

(コンテンツ・アイデア)
◎世代の異なる従業員による座談会(参加者の年代を幅広くし、仕事のみならず人生の話にも及ぶ内容にすることで、多様な価値観に気づける機会に)

◎自社技術が使われている場所クイズ(こんなところにも自社の技術が使われ、役立っているんだという事例・歴史・関連の豆知識などは、新しく入社した人にとっては新鮮)

◎モチベーショングラフ付き社員ロングインタビュー(人生での出来事、モチベーションの変化などを折れ線グラフにしてもらうと、挫折や挑戦の体験も聞きやすい)

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(課題)
誇りをもって業務に取り組めるようにしていくことが課題です。経営トップが変わり、新たな事業も生まれています。変化を続ける会社の方針をしっかりと伝え、従業員の不安を解消していく必要もあると思います。

(コンテンツ・アイデア)
◎従業員の質問に経営トップが回答(社員アンケートで質問を募集し、トップの考え方や人柄が伝わるように)

◎新規事業部員の1日を密着レポート(潜入取材する構成にすると、読者目線で新規事業を理解しやすくなる。グループ会社の紹介でも有効)

◎社外のステークホルダーの声を取材(会社への評価や提言、共同開発で苦労したことなどを取材。新規入職者が取材を担当し研修要素を高めても良い)

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(課題)
新しい働き方に関する制度の浸透をはかっています。男性育休など、制度に反対する人はいませんが、説明会だけではどう制度を活用していいのか、十分に伝わらず、戸惑っている様子も見られます。

(コンテンツ・アイデア)
◎トップやリーダーの本気のメッセージ(本気で新制度を導入していくことを伝えるコンテンツ。トップと若手従業員の座談会やリーダー同士の対談など、インタビュー以外の形式も)

◎様々な職種で男性育休の事例を掲載(育休取得者に加え、上司や同僚、家族の声を載せるなど育休後のメリットを示す)

◎制度の使い方を漫画で伝える(硬い内容こそ、4コマ漫画やイラストなどを活用。イラストが得意な従業員に参画してもらうのも良い)

『広報会議』では、インターナルコミュニケーションの事例を紹介しています。詳しくはこちらから。

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