電通グループは9月19日、同社のR＆D組織「電通イノベーションイニシアティブ」（以下「DII」）を通じて、先端テックの活用やコンテンツ開発等を手掛ける国内スタートアップ、stu社への出資を発表。また併せて、マーケティング支援やコンテンツ開発における業務連携を開始した。
stu社は「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げ、5G、XR、メタバースなどの先端技術を駆使したエッジテック事業と、世界基準の映像制作ワークフローを導入したコンテンツ開発事業を手がけている国内発のスタートアップ企業。
これまでに「沖縄こどもの国」の常設ウォータープロジェクションマッピングや、NHK紅白歌合戦のバーチャルセット演出・背景CG制作など、空間演出、映像制作、メタバースプラットフォームの開発などを行ってきた。
今回の出資を機にstu社は、DIIとの連携のもと、stu社内にマーケティング専門チーム・zeitgeist（ツァイトガイスト）を立ち上げ、エンターテインメント領域で培ったファンダムを育成するケイパビリティをマーケティング領域にも拡張していく。
すでにzeitgeistでは大手企業の新ブランドにおけるプロジェクトなどが複数始動しているという。
また電通グループは、stu社の強みである先端テックおよびコンテンツ開発力、zeitgeistのマーケティングおよびファンダム育成ノウハウを、グループの事業開発力やネットワークと掛け合わせることで、グループ全体のケイパビリティの拡充を推進。また、XRやメタバースなど5G・6Gにおけるエンターテインメントのさらなる可能性を追求し、同市場の拡大・発展に貢献していくとしている。
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