森永製菓は「敬老の日」の9月16日、日頃から「バニラモナカジャンボ」を購入してくれるシニア層への感謝の気持ちを込めた昭和レトロ風のテレビCM「敬老の日」篇、「バニラとご婦人」篇を放映した。同社によると、「バニラモナカジャンボ」の購入者のうち、60代以上のシニア層が全体の40%を占めている。
「バニラモナカジャンボ」は2011年に発売。1972年発売の「チョコモナカジャンボ」の姉妹品として登場した。
同社によると、「バニラモナカジャンボ」は全世代をターゲットとしているが、2023年8月から2024年7月までの直近1年間の年代別購買者を見ると、60代以上の購入者が全体の約4割となっている。
CMは9月10日にWebで先行公開し、16日にテレビCMとして全国で放映開始した。同社のマーケティング担当の中村望氏は「敬老の日に、『シニアの方に人気のあるバニラモナカジャンボを送る』という新しい提案をすることを目的としました」などと説明した。
表現について、昭和生まれには懐かしく、今の若い世代には新鮮な「昭和レトロ」をイメージして制作した。出演者は70年代に流行った髪型や衣装で登場し、早口で一本調子な口調で話してみせる。映像は、アナログテレビの4:3の画角や、手書き風のテキスト、わかりやすいズームインアウトなどと細部に工夫を凝らし、当時の世界感を演出した。
「敬老の日」篇では、「敬老の日には、バニラモナカジャンボを贈りましょう。」というナレーションと共に、老夫婦の家に遊びに来た孫がバニラモナカジャンボをプレゼントしている。
「バニラとご婦人」篇では、柄のワンピースを着たご婦人が「孫がいっつもチョコモナカジャンボを食べているもんですから、味見したいなと思っていたんです。そしたらこの、バニラモナカジャンボ?に出会ったんです……」と早口で話している。
クリエイティブディレクターを務めた博報堂の杉山芽衣氏は「今の若者が観ると新鮮に、そして昭和世代が見ると懐かしく感じる塩梅にこだわり、全世代が反応するクリエイティブ表現を目指しました」と話した。
スタッフリスト
企画制作
博報堂、ロボット
CD
波多野順、杉山芽衣
企画 | 洲戸健之、水野早希 |
Pr | 林辰郎 |
PM | 澤又和樹、伊藤達哉、横山街(アシスタント) |
演出 | 斉藤友和 |
撮影 | 清水絵里加 |
照明 | 大竹均 |
美術 | 岩瀬直美 |
ST | 池田清志 |
HM | 木内真奈美 |
AE | 山本創太、石毛陽子、工藤まり子 |
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