Netflixは、9月19日から配信を開始したオリジナルドラマ『極悪女王』(全5話)のプロモーションを渋谷エリアを中心に展開している。
『極悪女王』は、プロレスブーム最盛期の80年代を舞台に、松本香という少女が悪役プロレスラー・ダンプ松本(ゆりやんレトリィバァ)へと変貌を遂げていくさまを描いたストーリー。当時熱狂的な支持を得ていたプロレスラー・長与千種(唐田えりか)との世紀の一戦「敗者髪切りデスマッチ」なども描かれ、当時の空気を忠実に再現していると話題だ。
プロモーションの主軸となるのは、9月16日から29日まで渋谷エリアを中心に展開されている「悪態広告」。
渋谷センター街ではシャッター広告(全6面)を中心に展開。
「ヒール役に徹するために竹刀を振り回し悪態を吐き続けた、ダンプ松本。広告でもその強烈な個性を際立たせるべく、広告と消費者がフィジカルに接するOOHの媒体特性を活かして、通行人に絡むという“悪態広告”を考案しました」と説明するのは、電通 クリエイティブディレクターの加我俊介氏。
その上で「ヒール役を演じているだけで実は心優しい少女」というダンプ松本のキャラクターの根の部分までを表現しようと、深夜になると渋谷センター街に現れる店舗シャッターを活用。「帰れ!」と悪態をつきながら帰宅を促す仕掛けを考えた。ゴミの放置や通行の妨げなどにつながる、路上飲酒の解決にも一役買うことが狙いだ。
渋谷センター街のシャッター広告。悪役のビジュアルながら、意外にも「家に!帰れ!」と帰宅を促している。
プロレスの“聖地”として知られる「後楽園ホール」がある後楽園でも、9月9日から22日まで広告を展開。
「敗者髪切りデスマッチ」が開催されたのは大阪城ホール。大阪のエビスバシヒットビジョンにも9月16日から29日かけて出稿。
そのほか、渋谷エリアでは13面連動サイネージ広告やアドトラック、「号外」の配布などと、多様な展開を行った。
デジタルサイネージでは9月22日まで、80年代を彷彿とさせるフォントや色でデザインされた映像を配信。
渋谷エリアで 9月16日~29日まで展開中のアドトラック。
配信開始日である9月19日には、デイリースポーツの号外として、配信開始を告知するチラシを配布した。
スタッフリスト
企画制作
電通、カイブツ、メディアコンシェルジュ、Headlight
CD
加我俊介
C
三島邦彦
AD
木谷友亮
D
石井正信、戸石実
メディア開発
大谷昭徳、青木慎二
Pr | 麻生峻司 |
PM | 桑田恭行 |
編集 | 石谷翔平(オフライン)、堀江友則(オンライン) |
音楽Pr | 伏見仁志 |
MIX+MA | 品川大 |
NA | 坂信一郎 |
AE | 水越悠輔、洪浚碩、伊藤耕太郎、松本眞子 |
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