佐賀で撮影したマレーシアドラマが異例のヒット ロケ地マップで観光誘致図る

佐賀県内で撮影したマレーシアのラブコメドラマ『From Saga, With Love』が本国を中心に異例の大ヒットを遂げている。昨年9月の配信後、マレーシア現地の若者を中心に人気を集め、10月1日からは「ABEMA」で日本語字幕版の配信が決定。同17日からは、二作目となる続編の配信を開始する。

本作は、マレーシア人の女性・カルマをはじめとした、仕事で佐賀を訪れた男女4人によるラブコメディー。昨年9月、東南アジアを中心に人気の高い動画配信サービス「Viu」のオリジナルドラマとして世界16ヵ国で配信され、マレーシアでは2か月連続で人気1位を記録した。

撮影は佐賀県フィルムコミッションの誘致・支援のもと、佐賀県内で実施。一作目は、佐賀市や武雄市、嬉野市で撮影され、うれしの茶の茶畑や有田焼、棚田や温泉街など特産品や佐賀の風景が多く登場した。

佐賀県フィルムコミッションは、2005年に佐賀県庁内に設立された部署。映画やドラマ、CMなどの映像コンテンツのロケ誘致を行うことで、地域一体となった映像作品づくりを支援し、映像を通じた佐賀県の情報発信を担っている。

佐賀県の広報広聴課でフィルムコミッションを担当する楢崎政彦氏は、「19年間活動する中で、ここまでのヒットはレアケース」と話す。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ