電通がスマートニュースと協業 閲読行動からユーザーの行動を捉える

電通と電通デジタルはスマートニュースと共同で、ユーザーのプライバシーを保護しながら安全にデータ分析ができるデータクリーンルーム「SmartNews Ads Data Pot」を構築。スマートニュースが運営するニュースアプリ「SmartNews」の記事閲読行動データなどを活用し、生活者の「モーメント」を捉えたマーケティング支援を9月30日より開始した。

SmartNewsは3000以上の提携媒体数(2023年4月時点)があり、約3万4000の記事数(2021年10月時点)を取り扱うニュースアプリ。電通と電通デジタルは、SmartNewsが保有するコンテンツ接触日、タイトル、カテゴリーなど、ユーザーの関心やニーズをタイムリーに映す「記事閲読行動データ」の可能性に着目し、「SmartNews Ads Data Pot」を構築した。

「SmartNews Ads Data Pot」は、顧客企業が保有するサイト閲覧や購買データなど(1st Partyデータ)と、SmartNewsの記事閲読行動データや広告接触/非接触データ、電通が保有・契約するテレビ視聴データや位置情報データ、アスキングデータなど(2nd Partyデータ)をセキュアに統合し、プライバシーの保護と顧客企業のマーケティング課題解決の両立を実現する。

例えば、記事閲読行動データをもとにユーザーのペルソナを描いたり、キーワードを抽出して顧客企業のコミュニケーション施策立案に有効な示唆を得たりすることが可能に。また、ユーザーのコンバージョン前後の閲読記事や興味推移を可視化し、「どのようなモーメントを捉えると、コンバージョンを促すことができるのか」を把握することが可能になるという。

同システムは、電通と電通デジタルが提供する複数のデータクリーンルームを一元管理するシステム「TOBIRAS」と連携。「SmartNews Ads Data Pot」の活用や機能拡大を推進するとともに、各ソリューションも活用した統合的なサポートを提供していく。

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