UCC上島珈琲が展開するカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」は、10月10日から「UCCカプセル珈琲店」を東京ミッドタウン(東京・赤坂)にオープンした。10月13日までの4日間の限定での展開となる。
10月10日は日本記念日協会の認定を受け、「UCCカプセルコーヒーの日」に。
本企画は「UCCカプセルコーヒーの日」の制定を記念したもので、誰にでも気軽にカプセル式コーヒーを体験し、魅力を感じてもらうことが狙いだ。
会場では、設置された高さ約4メートルの 「珈琲ガチャ」マシンから、スペシャルティコーヒーを含む全12種類のコーヒーカプセルのうち、1種が入ったカプセルが出てくる仕掛けになっている。
会場に設置された約4メートルの巨大「珈琲ガチャ」。
「珈琲ガチャ」マシンから出てきたカプセルは、その場でプロのハンドドリップ技術を搭載したドリップポッドのフラグシップモデル「DRIP POD YOUBI(ドリップポッド ヨウビ)」を使って抽出体験・試飲することができるという。
専用のコインを入れてガチャを回すと、12種類のカプセルのうち、ひとつがランダムで出てくる。
本画の背景を、UCCグループ ソロフレッシュコーヒーシステム ドリップポッドのブランドマネージャー小牧美沙氏とPR マネージャー 西川満美子氏は次のように話す。
「国内における家庭用のコーヒー市場は年々拡大しているが、海外で主流になっている“カプセル式コーヒー”というカテゴリに対しての認知率は未だ低い状況にある。その中でも特に、カプセル式コーヒーを利用したことがない人には実際に体験してもらう機会が必要だと考えた」。
そもそも、カプセル式コーヒーにもエスプレッソタイプとドリップタイプがあり、同社の「DRIP POD」 は後者で、プロのハンドドリップの技を再現したドリップシステム。お茶文化や出汁文化のある日本人には非常に親しみのある、好みに合うコーヒーの味わいである点をより多くの人に体験、認知してもらうことに課題があったという。
そこで、「カプセル」という言葉から着想を得た「珈琲ガチャ」を作成することで、まずは「カプセルコーヒー」というカテゴリや名前を覚えてもらうことを狙った。
さらに今回の企画のこだわりとして、小牧氏と西川氏は次の4つを挙げている。
①企画のインパクト
企画インパクトや興味を持ってもらうことや、実際にガチャの中からコーヒーカプセルが出てくる体験にこだわり、高さ4メートルの巨大な「珈琲ガチャ」を1からオリジナルで制作した。
②「新たなコーヒーの味に出会える」という体験価値
12 種のコーヒーカプセルから1 種をあえて“運任せ”で選ぶ仕掛けにより、「新たなコーヒーの味に出会える」という体験価値を一番に重視。
③コーヒーをキャラクター仕立てで表現
体験設計には「コーヒーおよびカプセル式コーヒーに対する意識調査(UCCドリップポッド調査)」を元に、ニーズや課題を可視化し、イベント体験を検討。それによって可視化された、味わいの違いなどがよく分からないために「新しい味に挑戦したいけれど冒険できない」というコーヒーの味わいに対する“マンネリ化“を解決するべく、12種類のコーヒーをキャラクター仕立てで表現している。
12種類のコーヒーはその魅力が伝わるよう、“キャラクター”仕立てで紹介。
④エンタテインメント性を重視
ただコーヒーを味わうだけでなく、体験自体を誰でも楽しめるよう、巨大な珈琲ガチャやコーヒーカプセルのキャラクター設定、12 種類目のシークレットカプセルや1等賞のマシンプレゼントなど用意し、エンタテインメント性を重視した。また、新しいコーヒーの味わいへの挑戦ハードルを下げるためにも、すべての体験を無料で提供することにもこだわった。
「本企画の目標来場者数は2000 人(1 日500 人以上、DRIP POD ブランドとしては過去最多来場数)を目標としている」と両氏は語る。
会場の様子。
ガチャで出てきたカプセルコーヒーはその場で抽出できる。
スタッフリスト
企画制作
プラチナム、ジークス
PR ディレクター
針谷真吾
CD
大沼旬平
PM
田口晴明、山中綾乃
CG
鈴木利瑳
アニメーション | 村井美春 |
SNS プランナー | 小南彩、垣花龍 |
PR プランナー | 島田恵実 |
メディアプロモーター | 山田茜、竹之内那奈、川﨑まりあ、内藤あかり |
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