日本コカ・コーラは公式アプリ「Coke ON」において、2022年、2023年と2年連続で「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボキャンペーンを実施。「おトク」「便利」「楽しい」の3つの価値を大切にする同アプリにおけるゲームとの継続的なコラボレーションについて、その理由や本企画の狙い、今後のゲーム活用の期待などについて、日本コカ・コーラマーケティング本部の宇川有人氏に話を聞いた。
※本記事は、月刊『宣伝会議』11月号の巻頭特集に掲載されています。
積極的に施策に取り入れてきたゲーミフィケーション要素
日本コカ・コーラは2022年11月から約半年間、スマートフォン向け位置情報ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエストウォーク」との、コラボレーションキャンペーンを開催。2023年11月から2024年2月にかけては、コラボ企画第2弾を実施した。
キャンペーン期間中は、「Coke ON」と「ドラゴンクエストウォーク」双方のアプリにて、コカ・コーラ社製品とのコラボモンスターが登場。「Coke ON」では、限定のコラボモンスターを含む、全15種のモンスターの限定コラボデザイン「Coke ON」スタンプが登場した。さらに「ドラゴンクエストウォーク」では、フィールド上にコカ・コーラ社自販機を模した「Coke ON」コラボスポットなどが出現した。
「本アプリ上では、多様なデザインのスタンプコレクションやミニゲームを組み込むなど、ゲーミフィケーションの要素を積極的に取り入れています。一方で、サービスにおけるゲーミングの効果は理解していても、どのようなゲームでも良いわけではなく、ブランド体験を拡張できるゲームである必要があります。しかし、飲料メーカーが単独でできることには限界がありました。そのためこれまでは簡単で短期的なものが中心でした」と話すのは、日本コカ・コーラマーケティング本部の宇川有人氏だ。
本コラボにおいては、「Coke ON」が外出時にいつでもどこでも使えること、「ドラゴンクエストウォーク」は「ドラゴンクエスト」の世界と化した現実世界を、自らが主人公となって歩き、冒険を進めることという「現実世界の外出」という共通の特徴に大きな可能性と親和性を感じ、1年ほどの共同検討の末、本企画を実施するに至った。
モンスターを軸にしたゲーム開発のこだわりとは
「ゲーム体験の開発に際しては、双方のブランドイメージをまといつつ愛嬌のある、多くの方に愛されるものになるよう試行錯誤しました。今回は魅力的なモンスターを軸に双方のサービスに根差したコラボ施策を展開できたことで、連続感や没入感のある新しいユーザー体験になったと思います」(宇川氏)。
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▼特集1
没入感がつくる、新たなブランド体験
「ゲーム」空間の広告活用
- 「Coke ON」×「ドラゴンクエストウォーク」
ゲーム体験や没入感を損なわないコラボ
日本コカ·コーラ - 公開から1カ月で総プレイ回数は1万回突破
投資要素を組み込み、感覚的に学べるゲーム
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