日本郵政がTikTokアカウント開設 若年層の郵便への関心を高める

動画出演メンバーを一般募集

日本郵政は10月17日にTikTokアカウントを開設した。SNSで話題の映像制作集団「こねこフィルム」と共同で新ドラマレーベル「こやぎフィルム」を展開。日本郵政グループや郵便局ネットワークにまつわる人間模様を描いたショートフィルムを発信する。特に若い世代に郵便局ネットワークのサービス(郵便/物流/金融)について関心を持ってもらう狙いで、日本郵政グループのファン獲得に期待を寄せる。フォロワー数は開設から10日時点で約1万3000人を超えている。

「こねこフィルム」と共同で展開する新ドラマレーベル「こやぎフィルム」

テレビや広告などでは届かない若い世代とのコミュニケーション手段としてTikTokを選択。手紙や郵便をはじめとする郵便局ネットワークのサービス周りの「人間の想いや感情」を描くことを重視しており、ショートフィルム領域で最適な動画制作集団として「こねこフィルム」とのコラボに至ったという。

「こやぎフィルム」という名前は、童謡「やぎさんゆうびん」の「手紙を食べるやぎ」のイメージに「こねこフィルム」の名前を反映させたもの。「やぎが手紙を咥えた」ビジュアルにより「郵便」「手紙」が一目で連想されるデザインとなっている。

アカウント開設と同時に3本の動画を公開。職場の人に当てたラブレターをポストに投函するかどうか迷っている人にアドバイスする様子を描いた「ポストの妖精」などを公開している。「日本郵政」ならではの郵便や手紙などにまつわるシーンを、「こねこフィルム」独自のユーモアと皮肉を織り交ぜた作風で展開する。

同社担当者は「(同プロジェクトを通じて)手紙や郵便と自分の人生の接点を思い返してもらえたら」と意気込みを語った。

同日から「こやぎフィルム」の出演メンバーを募集。10月中旬に書類審査とオーディションを行い、合格者は12月中旬公開の新動画に登場する予定だ。単なる企業間での動画コラボではなく、ユニット感のある一つの大きな取り組みにしていくことが狙いだという。募集期間中は都内の中野郵便局(東京・中野)でメンバー募集のポスターを掲出する。

「こねこフィルム」は2023年6月からTikTokを中心としたSNSに毎週作品を投稿しており、「奪う男シリーズ」や「年齢確認シリーズ」などを制作している。企画の立案からSNSアカウントのトータルプロデュースまで手掛ける。開設1年でSNS総フォロワー数は100万人を突破し、現在は250万人を超える。累計再生回数も15億回を超えている。8月には中国市場にも進出。2ヶ月で現地フォロワー数が100万人を突破した。

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