横浜市初の年越しイベント「HOPE」、山下公園で開催

髙橋匡太≪ひかりの実≫

髙橋匡太≪ひかりの実≫/スマートイルミネーション横浜/撮影:森日出夫


SEE YOU!YOKOHAMA

10月、震災以降初めて外国客船が寄港したため、横浜港大さん橋で行われたキャンドルイルミネーションのメッセージは「SEE YOU!YOKOHAMA」。大晦日には、「HOPE」が浮かび上がる予定。

横浜市は12月31日、光のメッセージによる年越しイベント「HOPE」を山下公園で開催する。市内では、ライブやイベントなど様々な年越しイベントが行われているが、「こういう年だったので、市として復興のメッセージを送りたい」(横浜市文化観光局横浜魅力づくり室)考えだ。年間500万人の観光客が訪れる山下公園は、関東大震災によるがれきを使って海を埋め立ててつくられ、“震災復興の象徴”と言われてきたことから、会場として選ばれた。横浜市がこのような年越しイベントを開催するのは初めてで、NHK「ゆく年くる年」の中継も予定されている。

当日は約2000個のキャンドルで「HOPE」の文字を形づくるほか、約3000個の電池式LEDを果実袋で包み、樹木に飾り付けるイルミネーション「ひかりの実」を実施する。

「ひかりの実」は、アーティストの高橋匡太氏が描いた丸い線の中に、思い思いのスマイルやメッセージを書くことができるもの。横浜市では12月23日から3日間、市内小学校の協力により、「被災地に笑顔を送る」ため、子どもたちが笑顔を描いた「ひかりの実」の一部を陸前高田市に送って現地で展示しており、これらも大晦日に山下公園で飾られる予定。

イベント概要

日時:2011年12月31日(土)17時~25時(雨天決行)
会場:山下公園
主催:HOPE実行委員会(委員長 横浜市立大学特別契約教授・国吉直行氏)
共催:横浜市


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