佐賀県は10月30日、2024年で70周年を迎える「ゴジラ」を「佐賀県かたち観光大使」に任命する就任発表会を開催した。任命のきっかけは、佐賀県とゴジラがほぼ同じ“かたち”であること。本コラボを「【ゴジラ対(つい)サガ】プロジェクト」と命名し、様々な施策を実施していく。
「【ゴジラ対(つい)サガ】プロジェクト」は、佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環で実施される。発表会では任命状贈呈のほか、地球儀ネタでおなじみのお笑い芸人・ゴー☆ジャスが登場。佐賀県とほぼ同じ“かたち”のゴジラを地図に見立てて、同県の観光地を指差しで紹介した。
関連記事
プロジェクトの担当者は、コラボの目的について「『ゴジラ』は子どもから高齢者にまで誰もが知るキャラクター。佐賀県のすばらしさを幅広い世代に伝えたいと考えている」と話す。
「ゴジラの聖地と言われている場所は全国に多数ありますが、『ゴジラ』とかたちが似ているというのは、佐賀県にしかない唯一無二のファクト。それを活かしたプロモーションを実施することで、プロジェクトが終了した後も、人々の記憶の中に『佐賀県はゴジラとほぼ同じ“かたち”である』事実は残り続けるのではないかと考えています。今回のプロジェクトが佐賀県への観光誘客につながることも期待しています」。
今後は、佐賀県庁新館の窓に建物の中をのぞくゴジラの巨大ビジュアルを登場させるほか、「ゴジラの日」である11月3日にはゴジラグリーティングを実施。ケルヒャーの高圧洗浄機を使った嬉野市・岩屋川内ダム壁面へのゴジラアートや「ゴジラが襲撃しそうな」スポットを巡るデジタルスタンプラリー、江北駅・武雄温泉駅・有田駅でのゴジラスポットなども展開予定だという。
佐賀県庁の展望ホールから見えるゴジラの巨大ビジュアルのイメージ
高圧洗浄機を使った嬉野市・岩屋川内ダム壁面へのゴジラアートのイメージ。