『ONE PIECE』110巻発売記念の巨大広告 全コマ公開も不都合な真実は黒塗りに

集英社は10月28日から、マンガ『ONE PIECE』(著・尾⽥栄⼀郎)の巨大広告を渋谷に掲出。本広告は同作のジャンプコミックス最新110巻が、11⽉1⽇に発売されることを記念して掲出された。

イメージ 渋谷駅の巨大広告。©尾田栄一郎/集英社

渋谷駅の巨大広告。©尾田栄一郎/集英社

未来島篇が最高潮を迎える、ジャンプコミックス『ONE PIECE』110巻。本巻では天才科学者Dr.ベガパンクから『ONE PIECE』世界を揺るがす衝撃の「真実」が明かされる。

そこで今回、110巻発売記念の特別企画として、「世界政府」という強大な権力によって「真実」が隠されてしまうという体験ができる仕掛けを、映像、OOH、試し読みサイトなど各メディアで最適化しながら展開。

「世界政府」に検閲され、隠されることで、最新巻で明かされる「真実」の重要性がより一層際立ち、ワクワクしながら発売を待てるプロモーションを目指したという。

イメージ 渋谷駅の収録話の本編全コマが掲載された巨大広告は、初めて明かされる世界の真実や、世界政府にとって不都合な情報が⿊塗りでつぶされている仕様に。

イメージ 渋谷駅の収録話の本編全コマが掲載された巨大広告は、初めて明かされる世界の真実や、世界政府にとって不都合な情報が⿊塗りでつぶされている仕様に。

渋谷駅の収録話の本編全コマが掲載された巨大広告は、初めて明かされる世界の真実や、世界政府にとって不都合な情報が⿊塗りでつぶされている仕様に。©尾田栄一郎/集英社

OOHに加えて、Dr.ベガパンクが世界の真実を伝えようとする特別ムービーや、衝撃の真実が読める謎の試し読み特別サイトも公開した。

イメージ 特別ムービー。

イメージ 特別ムービー。

特別ムービー。©尾田栄一郎/集英社

本企画を手掛けた電通のクリエーティブディレクター 福井康介氏は、広告の狙いについて、次のように説明する。

「企画全体を通じて“もしも自分も『ONE PIECE』の世界に生きるひとりとして真実を知ろうとしたら」と少しだけ自分ごととして想像できるような没入感ある体験のバランスを目指した。不都合な真実が隠されるという体験を通じて、読者の読みたくなる気持ちを醸成し、単行本を手に取ってもらいたいと考えている」。

特別サイトでは、「世界政府」によって真実が隠されてきた様を、Webサイトというメディアならではの仕掛けで、読者に楽しんでもらいたいと考え、「試し読みサイト」というマンガ読者に馴染みのある形式に倣い、110巻の内容の一部を発売日に先駆けて読める場を提供。

一般的な試し読みサイトかと思いきや、「世界政府」の検閲によってページのデータが徐々に消え始める「検閲される試し読みサイト」を制作した。

イメージ ページのデータが徐々に消えていく試し読み特別サイト。

ページのデータが徐々に消えていく試し読み特別サイト。©尾田栄一郎/集英社

「110巻で明かされる真実は、私たち読者にとっても『ずっと、そういうことだったのか』と思わず唸ってしまう、隠されてきた重大な『真実』。だからこそ、今回のコミュニケーションでは、物語をいつも追いかけている読者も楽しめる上で、少し離れていた読者にも、110巻は超重要な巻だと実感してもらうことを目標に定めている」(福井氏)。

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スタッフリスト

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企画制作 電通
CD 福井康介
企画 廣畑功志
C 姉川伊織
CPr 阿部浩二、葛生知菜実
AE 粟野卓、増田究平
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ムービー
Pr 磯野直史、渕上隆也
PM 久保侑斗
演出 林賢吾
編集 村上諒介
音楽 小牧秀平
SE 冨田奈津実
MIX 伊東大毅
GR
AD 岡田啓佑
D 呉屋勝正
Web
D 大河原菜穂
Webディレクター 高須文彬
Pr ナカニシケイゴ
PRG 大竹映吉
PRプランナー 村山聡一、川口瞬


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