竹尾は12月4日から、多摩美術大学との共催で「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション13 構成的ポスターの転換──コンストラクション・デストラクション」展を東京・神田の竹尾見本帖本店で開催する。会期は12月26日までで、土日休。
竹尾ポスターコレクションは、ヨーロッパを中心にアメリカ、ロシア、日本などの20 世紀のポスターを中心に広く収集していたニューヨークのラインホールド・ブラウン・ギャラリー・ポスターコレクションを、竹尾が創業100周年記念事業の一環として1997年に購入したことにはじまる。
コレクションは多摩美術大学に寄託され、同学グラフィックデザイン学科との共同研究として、1998 年よりさまざまな視点からコレクションの研究に取り組んでいる。
本展は、13 回目の共同研究の成果発表として2019年に多摩美術大学アートテークにて開催された展示を厳選して再構成したもの。
活版印刷・写植時代から実験的なデザインを繰り返し、同時代のグラフィックデザイナーに大きな影響を与えたウォルフガング・ワインガルト、デジタル表現を駆使して電子時代への架け橋を築いたエイプリル・グレイマン、写真を駆使したポスター表現で新たな地平を切り開いたジャン・ブノワ・レヴィらの作品を展示する。