ACC(All Japan Confederation of Creativity)による、第5回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION(ACCヤングコンペ)」のグランプリが決定した。
ACCヤングコンペは、与えられた課題に対し、その解決策となるアイデアを企画・提案してもらう、 30歳以下の人が挑戦できるコンペティション。今年で5回目を迎える。本年度は、「若者に“食と農業”に対する興味喚起と“食”に関わる社会課題解決につながるコミュニケーション施策」をテーマに、クボタの協賛を受け実施。クボタでの実現も視野にいれた形での企画提案を募り、応募総数は183件となった。
最終審査会は、12月3日に開催されたイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING 2024」内で行われ、2次審査を通過した5チーム11名が参加。プレゼンテーションでの企画説明および、質疑応答による審査が行われ、グランプリ、準グランプリがそれぞれ選出された。本アワードにおいては、審査委員長の廣瀬文栄氏(クボタ/KESG推進部 担当部長)を筆頭に、様々な分野の第一線で活躍しているクリエイターら計9名が審査に当たった。
グランプリに選ばれたのは、中尾花さん(博報堂)、山岡智行さん(博報堂)、笹川陽子さん(博報堂)が企画した「やさい文学」だ。「やさい文学」は、野菜の花言葉を組み合わせることで、今日の料理が物語になる体験ができるというもの。その他、準グランプリが1点、ファイナリスト3点が選出されている。
グランプリを受賞した「やさい文学」チーム
各賞および、受賞者については以下の通り。
■グランプリ
タイトル:やさい文学
受賞者:中尾花(博報堂)、山岡智行(博報堂)、笹川陽子(博報堂)
企画説明:野菜の隠れた物語を知っていますか?花言葉の組み合わせで、今日の料理が物語になる体験を召し上がれ。
■準グランプリ
タイトル:FARM RACERS
受賞者:野口柾晴(電通)、神戸弥宙(電通)
企画説明:農家によるドローンレーサーをクボタがプロデュース。世界の頂を目指す姿をドキュメンタリーにする、農業の未来をかけた一大プロジェクト。
■ファイナリスト ※応募順
タイトル:絶滅危惧野菜カレー
受賞者:小宮山太一(博報堂)、藤崎香花(博報堂)
企画説明:生産する農家さんが減りつつある野菜を「絶滅危惧野菜」と名付けてカレーライスにトッピング。若者にも、食の課題をより身近に感じてもらう施策。
タイトル:ベジUFOキャッチャー
受賞者:石橋麻衣(博報堂)、高野瑛世(博報堂プロダクツ)
企画説明:野菜収穫を体験できるUFOキャッチャー、その名もベジUFOキャッチャー。若者に楽しい形で野菜収穫体験をさせ、食・農業への興味喚起に繋げる。
タイトル:家庭での食品ロスを減らそう!ロスレスバッグ
受賞者:坂本和哉(tacto)、反保聖志瑠(tacto)
企画説明:野菜の購入から消費まで、いつもの行動をとるだけで消費者の食品ロスに対する意識が変わるプロダクト
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