毎年恒例となった、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(朝日放送テレビ)のプロモーションムービーが、12月17日に公開された。公開から22時間ですでに80万回近く(YouTube)再生されており、大きな話題を呼んでいる。
今年で20回目を迎える『M-1グランプリ』。今回のムービーの楽曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONが2004年に発表した『リライト』だ。「軋(きし)んだ想いを吐き出したいのは存在の証明が他にないから」「全身全霊をくれよ」といった歌詞が、「俺たちが一番おもしろい。」と証明するために突き進む漫才師たちの姿と重なる。映像は、決勝戦の各出場者の持ち時間と同じ4分で構成されている。
ブランディングやプロモーションのクリエイティブディレクターを務めているのは、電通 zeroの有元沙矢香氏。担当するのは今年で5年目となる。
【参照】
企画意図について次のように説明する。「20回目の記念大会。原点回帰ということで、コピーは大会の審査基準であり、ずっと本編で使い続けてきた『俺たちが一番おもしろい。』に決まりました。『リライト』も、有名な楽曲なので使わせていただくにあたって緊張感もありましたが、歌詞の一つひとつに今年のM-1と重なる部分が多く、編集を進めていくほど、この曲でよかったと思いました。少しでも今年のM-1戦士たちへのエールとなっていたら嬉しいです」。
映像には、20周年を記念して歴代優勝者や挑戦者も登場している。
また12月16日から22日にかけては、歴代王者を称える交通広告「M-1歴代王者展」を展開。19組の「あなたにとってM-1とは?」に対する答えを、優勝当時の写真とともに紹介した。都営地下鉄大江戸線・六本木駅構内と、JR西日本・大阪駅構内の2カ所にポスターが掲出されている。
都営地下鉄大江戸線・六本木駅構内の様子。
阪急梅田駅1階コンコースには、集合写真を掲出。
掲出したポスター。
企画の経緯について「今年じゃなきゃできないことをやろうと、歴代19組が並ぶ夢のようなポスターが完成しました。このメンバーが、今年の一番おもしろい漫才を見て大笑いしている。芸人さんたちはなかなか人のネタで笑わない方も多いのでありえない設定なのですが、それぞれのいい笑顔が引き出せてよかったです」と有元氏。
『M-1グランプリ』は、毎年交通広告も話題となっている。「M-1歴代王者展」は、2019年に「ミルクボーイ」が歴代最高得点で優勝した翌朝に、六本木駅で展開した企画。今回5年ぶりの復活となり、大阪では初めて展開された。
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今年は大会史上最多となる1万330組の漫才師の方々がエントリーした『M-1グランプリ』。決勝戦は12月22日に放送される。
スタッフリスト
全体
企画制作
電通、Think & Craft、EDP graphic works、Ring、たきコーポレーション、CONTRAST、WOIL
CD+C+企画
有元沙矢香
全体
AD+企画 | 川腰和徳、上田美緒、池田樹 |
C+PL | 水本晋平 |
企画 | 宗像悠里 |
CPr | 鹿山日奈子、清水楓太、井口諒 |
ムービー |
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Pr | 藤岡将史、三宅健大 |
PM | 星野光一 |
演出+撮影+編集 | 橋浦脩人、畑野亮(TikTok、X) |
撮影 | 志田誉幸、石山健太郎 |
編集 | 佐伯崇 |
カラリスト | 足立悠介 |
MIX | 福田実希 |
2Dアニメーション | 上田裕紀 |
3Dアニメーション | 山口弘太、大西雄 |
音楽Pr | 藤井意弘(30秒ver) |
GR |
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D | 鈴木駿哉 |
Pr | 里見勇人 |
PM | 濱口大地 |
撮影 | 川村将貴 |
レタッチ | 小柴託夢 |
HM | 加藤真依子 |