お店にまつわる「明るい矛盾」を描いた、山田うどん食堂の約40年ぶりのCM

埼玉のソウルフードとして長年愛されてきた山田うどんが、創業89年目となる2024年に約40年ぶりとなるCMを制作。7月に「ふつうの実食」篇をTVerでオンエアした。そしてシリーズ第二弾となる「鍋焼きうどんにすればよかった」篇を、11月25日からTVerとテレビ埼玉でオンエアを開始。公式YouTubeでも公開している。

「ふつうの実食」篇

「鍋焼きうどんにすればよかった」篇

どちらのCMも登場するのは、常連客の「村橋さん」。「ふつうの実食」篇では、山田うどんの人気メニューを次々と食して「ふつうだな」とつぶやき続ける。

「鍋焼きうどんにすればよかった」篇では、カレーを頼んだにもかかわらず、隣のお客さんが頼んだ鍋焼きうどんがあまりにも美味しそうで、 注文を心底後悔することに…。

一般的な外食店なら「おいしい味」と言いたいのに「ふつうの味」と言ってしまう、「カレーも自慢」なのに「カレーで後悔している」と描いてしまう、「〇〇」なのに「〇〇」という逆説的な話法を抜け抜けとやりきっているこのCM、かつて同店を訪れていた休眠顧客の呼び戻しとファミリー層へのアプローチを目的としている。同店では近年、老朽化した店舗のリニューアルを進めており、今回、出店エリアに配信可能なTVerとテレビ埼玉でオンエアすることを決めたという。

今回のCMに主演している「村橋さん」を演じたのは、村橋満氏(株式会社 満)。俳優のみならず、実はプランナー、コピーライター、監督という四役を務めている。村橋氏はこれまでに飲料メーカーのCMやアーティストMVの出演経験もある。
「愛されキャラの山田うどんらしい、ほっこりだけどどこか笑える企画には村橋さんがぴったりだと思い、はじめはプランナーとして仕事を依頼しました。複数案考える中で、男性常連客の企画が採用され、企画意図を最も理解している村橋さんが監督、そして演者まで、一人四役にチャレンジしてもらいました」と、クリエイティブディレクター 石原篤氏。

村橋氏の起用と共に、このCMで注目すべき点が「なのに」という話法だ。
「山田うどんはかねてより、自ら普通の味だと宣言していたり、うどん屋なのに、そばやラーメンもあって、そばに関しては生そばを提供する力の入れようです。こうした山田うどんがもともと持っている明るい矛盾を、山田うどんらしさとして堂々と描きたいと思い、『なのに』と言う話法を使っています」(石原氏)

実際、CMを見た人からは「自らふつうと言っているのが面白い」という声が寄せられている。

このCMシリーズは今後も継続予定で、村橋さんが登場するシリーズ3本目は2025年4月のオンエアを予定している。

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スタッフリスト

企画制作 ISHI inc.、満、東北新社
CD 石原篤
企画 板谷晴子
C・企画・演出・出演 村橋満
Pr 溝渕浩司、小河麻亜紗
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PM 河村レイジ、東海林純
撮影・照明 山田晃稔
HM 野崎麻祐子
編集(オフライン) 小林実夏
MIX 浅田将助
出演 山崎十生(「ふつうの実食」篇)、齊藤友暁(「鍋焼きうどんにすればよかった」篇)

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