韓国の主要都市に拠点を創出し、‟空間とコミュニティ” を企画・運営する「ローカルステッチ」が、12月26日から東京・代官山のザ・コンランショップ 代官山店で展覧会を開催する。
「ローカルステッチ」は、韓国各地の都市に古い建物を蘇らせた拠点を持つクリエイターグループだ。歴史、文化、産業など、その都市の”文脈”をクリエイターと共に再解釈し、新しいライフスタイルを提案しながら持続できる「現在」をつくるという活動を続けている。
本展に先立ち、2024年には韓国と日本から世代も分野も異なるクリエイターが、韓国の南にある伝統工芸の町、統営(トンヨン)に集結。古いビルを再生したローカルステッチ・トンヨンに滞在しながら、この地の無形文化職人たちから技術についてのレクチャーを受け、長く続く文化や歴史、街並みや営みを見聞き、体験したのである。クリエイターたちはその体験を発想源として、それぞれの視点で再解釈。そうして生み出された18組の作品約20点を、今回東京で展示する。「ローカルステッチ」の日本での展示は、今回が初めてとなる。
クリエイターたちはトンヨンで伝統工芸などのレクチャーを受けて、その町にある文化などを学んだ。
日本からの参加者は、飯伏正一郎(「 RHYTHMOS」クラフツマン、デザイナー)、神山隆二(アーティスト)、城戸雄介(陶芸作家)、GELCHOP(3D造形グループ)、STUDIO PREPA 平勝久・瑞穂(ガラス工房)、立沢トオル(グラフィックデザイナー, クリエイティブ・ディレクター)、森川まどか(ぬいぐるみ作家)、盛永省治(ウッドターナー)。他、韓国から10人のクリエイターが参加する。
ローカルステッチは今後、東京を含むアジアの国のさまざまな都市で、多彩なクリエイターとのコラボレーションをスタートする。今回の企画は、こうした活動のはじまりの展覧会となる。
展示作品より
「Local Stitch:Contemporary design with Craft 2024 Tongyeong × Tokyo」
会期: 12 月 26 日(木)~ 30 日(月)
会場:ザ・コンランショップ 代官山店
時間:11時~18時(土曜日は19時まで)