東急不動産は2025年1月1日より、環境先進マンション「BRANZ(ブランズ)」の第二弾CMの放映を開始する。
同CMでは2022年1月に放映の前作に引き続き、ブランドアンバサダーである俳優の長谷川博己を起用。環境先進マンションの魅力を伝え、住民とともに緑が成長する未来を表現する。
「BRANZ」を舞台に長谷川さんが女の子と出会い、時間の経過とともに緑と女の子が成長していく様子を描く。その後、成長した少女と「BRANZ」の緑を重ね、長谷川さんが誇らしげな表情で「それがBRANZ」と力強く伝える。
「BRANZ」では、2021年のリブランディング時よりブランドスローガンを「環境先進を、住まいから。」と定め、ZEH-Mの推進、太陽光発電設備の全物件標準搭載、高額分譲物件への蓄電池設置などを行ってきた。今回のCMでは、「環境先進マンションとは、実際にどのようなものか?どのような暮らしができるのか?」を伝えることを目的に、約7950㎡の大規模な緑化空間を擁する「ブランズタワー豊洲」(東京都江東区)を撮影地に選定。「環境に配慮し、住民とともに緑が成長するマンションの実現」を描く。
BRANZが標榜している『環境先進マンション』という言葉がどのように具現化されているのかを伝える本CM。“環境先進マンション”の具体の象徴として選んだのは、同社の『GREEN AGENDA』という、10年先の景観を見据えて植栽や緑の管理など行う取り組みだ。東急エージェンシークリエイティブディレクターの中里智史氏は「実際に人が暮らしているリアルな場所で、どれだけ自然豊かな映像に描けるかを追求しました」と話す。
関連記事
また今回、CMの字幕制作にあたって国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)の「IAUD字幕CMアドバイザリーサービス」を導入し、字幕表現を改善した。
日本国内で約3400万人が聞こえに問題を抱えているという状況のなかで、同社はこうした社会課題解決に貢献すべく、IAUDとポストプロダクション「イメージスタジオ109」から、CMの意図や品質を考慮した上での字幕表現のアドバイスと制作の提供を受けたという。
同サービスは、聴覚障害当事者(ろう者、難聴者、中途失聴者等)による分析評価のモニタリングを経て、文字情報におけるアクセシビリティを高めるもの。
具体的には、聴覚障害者は話者のリップ(口の動き)を注視しているため、オンリップやオフナレ等が混在する場合の分かりにくさを話者表記で補足し解消。商品名のルビを挿入することで、正確なブランド名を伝える。また、音やBGMは字幕で情報を追加し、企画意図の補足訴求を行う。
IAUD字幕CMアドバイザリーサービスを取り⼊れて改善した字幕。
イメージスタジオ109による字幕制作とアドバイザリーサービスの流れ。東急不動産の事例でトライアル導入された「109字幕制作サービスPLUS」は、2025年春にサービスを開始する予定。
字幕付きCMは2022年10月からすべてのテレビCM放送枠での受け入れが開始され、2024年1月にはライオンが、国内で放映されるテレビCMのすべてを日本語字幕付きに完全移行した。
民放連・日本広告業協会・日本アドバタイザーズ協会で構成される「字幕付きCM普及推進協議会」の調査によると、2024年4月時点で、在京キー局5社における字幕付きCMの放送割合(CM全体の放送時間のうち字幕付きCMが放送された時間)は25.2%、出稿企業数は118社。前年同月比で放送割合は約1.5倍、出稿企業数は約1.7倍と大幅に増加している状況にある。
関連記事
スタッフリスト
企画制作
東急エージェンシー、東北新社
CD
中里智史
企画
中里智史、佐藤茉央里、加部達彦
C
中里智史、加部達彦
AD
佐藤茉央里
ストラテジックプランナー | 木野将人 |
CPR | 小西浩明 |
PR | 小河麻亜紗、大垣暁 |
PM | 水野佑香 |
演出 | 後藤匠平 |
撮影 | 熊田貴樹、HIGASIX |
編集 | 平沢優、高木陽平 |
カラリスト | 髙橋直孝 |
DIT | 田中肇 |
音楽 | otoco |
編曲 | 橋本竜樹 |
MA | 北穣至 |
ST | 白山春久 |
HM | 須賀元子 |
CAS | 塚原由貴、石井美帆 |
AE | 矢端豪、京極俊介、矢川洋樹 |
出演 | 長谷川博己、大月美里果、梶原麻莉桜 |