ユニクロは、2024年12月20日~31日までに年末祭を、2025年1月1日~9日までに新年祭を店頭・オンラインストアで開催。それに伴い、お笑い芸人・シソンヌが登場する8タイプの動画を公式YouTubeやX、インスタグラムなどSNSで公開した。
展開されたのは、年末年始の「あるある」を描いた動画「年末年始いるいる劇場」。年末年始の何気ない日常の中で見かける、「こんな人、いるいる」をシソンヌの二人が演じる。
「ユニクロの年末祭・新年祭は、年間のセールの中でも特に注力されているイベントです。そこで、例年通りセールを告知するテレビCMとは別に、デジタルでの話題拡散を狙う施策を考えてほしいというオリエンをいただきました」と、企画を手がけた山上陽介氏。
そして提案した企画の中から採用されたのが、「年末年始いるいる劇場」だ。
「ユニクロのお客さまは、全国津々浦々幅広い性年代の方がいらっしゃいます。年末年始に帰省する人もしない人も、高齢の方も若い人も、働く人も休み人も、『こんな人いるよなぁ』と共感できるバリエーションのWebCMを考えようと思い、大量の『いるいるネタ』を出し、WebCM・OOHで数多くのネタを公開しました。
年末年始は時間がある人も多いので、広告を見せられているというよりは、ショートコントや漫画を読んでいるような感覚で楽しめるような企画にこだわりました」
企画決定後、キャスティングを検討する際に、クリエイティブチームでは「この企画は絶対にシソンヌさんにお願いしたい」と考えていたという。
「シソンヌのお二人は、さまざまな性年代の方になりきり、別の人が憑依したかのような共感できる演技が大人気なので、この企画にはシソンヌさんしかいない!と思いました」
今回の動画は、8タイプ。例えば「地元のコンビニに行くとき、服装油断しがち」や「義実家で食べすぎて、こっそりウエストゆるめがち」など、口に出すのはちょっと恥ずかしいけど、実は自分もやってる…という絶妙な共感ポイントを刺激する「あるある」を大量に考え、ユニクロチームと議論を重ねた。
また、最近のXの傾向として、特定のコミュニティの人たちが「わかる」「あるある」と強い共感をそそるもののポストが拡散される傾向があることから、それを参考にしたという。できるだけ「こんな人いるいる」の共感をそそるために、スタイリングやヘアメイク・美術にもこだわった。
12月16日の公開から年をまたいで順次公開された動画は、Xを中心に、いるいるネタへの共感やシソンヌの起用に対してポジティブな声が寄せられている。また、広告然としたWebCMではなく、年末年始に楽しめるショートコントのような感覚で企画をしたことから「好きすぎて何回も再生してしまった」という声も多くあったという。
JR新宿駅をはじめとした各地の駅構内・電車内では、2024年12月 から2025年1月にかけて年末祭・新年祭のOOHも展開。こちらにもシソンヌがキャラクターとして登場し、あるあるシーンにちなんだおすすめ商品なども併せて掲載した。
スタッフリスト
共通
企画
電通
CD
山上陽介
共通
AD | 田頭慎太郎、萬田翠 |
企画 | 下穂菜美、長谷川輝波 |
AE | 柳大二郎、菊井博史、加藤貴久、穂積沙彩、松山千紗 |
CM |
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制作 | TOKYO |
Pr | 永澤秀勝、森重 智子 |
PM | 小倉颯、堀井開 |
演出 | 池田萌 |
撮影監督 | 重田純輝 |
照明 | 大堀治輝 |
美術 | 白石昭浩 |
ST | 片貝俊 |
HM | 根本茉波 |
料理ST | 永作真穂 |
編集 | 板橋知也(オフライン)、帆足誠(オンライン) |
Crd | 藤川健太郎 |
音楽Pr | 吉川太郎 |
カラリスト | 高山春彦 |
録音、MA | 太斉唯夫 |
SE | 中野豊久 |
グラフィック |
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制作 | アドブレーン |
D | 山本貴絵、村井佳代 |
I | 和田ラヂヲ |
撮影 | 中村理生 |
レタッチ | 竹内彰 |
Pr | 尾見真哉・中澤竜也 |