ACジャパン「公共広告」が2011年4月以来の総合1位に 2月度CM好感度調査

CM総合研究所(東京企画)が毎月調査する「CM好感度」ランキングで、2025年2月度はACジャパン「公共広告」が総合1位となった。

2月度は「フジテレビ問題」によりACジャパンの出稿数が急増。全11作品が放送された。CM総研によると、放送回数は前月度の22倍となる1万1999回を記録したという。

最も反響が大きかったのは2024年7月より放送している日本心臓財団の「支援キャンペーン」のCMだ。「なかやま、検脈!」篇では、なかやまきんに君が筋肉の動きで正常な脈と心房細動との違いを表現する。心房細動という、心不全や脳卒中の原因にもなるといわれる不整脈の早期発見をテーマに、日頃から検脈をすることを啓発した。

写真 CM カット 日本心臓財団「なかやま、検脈!」篇
写真 CM カット 日本心臓財団「なかやま、検脈!」篇
写真 CM カット 日本心臓財団「なかやま、検脈!」篇

日本心臓財団「なかやま、検脈!」篇

10位までのランキングは次の通り。

CM好感度トップ10

総合2位はUber Eats Japan「Uber Eats(ウーバーイーツ)」。大量に重ね着をした中尾明慶、仲里依紗夫妻が娘を連れてラーメン屋に向かうも、さまざまなアクシデントに見舞われる様子を描き、「寒い冬こそ、Uber Eatsで、いーんじゃない?」というコピーでUber Eatsの活用を促した。

写真 CM カット 「寒い冬こそ、Uber Eatsで、いーんじゃない?」

※画像はイメージカット

Uber Eats「寒い冬こそ、Uber Eats で、いーんじゃない? 重ね着」篇

総合3位はサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」。さくらももこ原作の「ちびまる子ちゃん」の20年後の世界を「プレモル子ちゃん」として実写で描いた新CMを、2月13日から全国で放映した。

「プレモル子ちゃん・再会」篇では、広瀬すず演じる「プレミアムなまるちゃん」と伊藤沙莉演じる「プレミアムなたまちゃん」が、バーで20年ぶりに再会。また、バーの外に停まった高級車からオダギリジョー演じる「プレミアムな花輪クン」が降り立つシーンを描き、続編を期待させるCMとなっている。

写真 CM カット サントリー ザ・プレミアム・モルツ 「プレモル子ちゃん・再会」篇

サントリー ザ・プレミアム・モルツ 「プレモル子ちゃん・再会」篇

調査期間は2025年1月20日から2月19日まで、東京キー5局で放映されたCMが対象(全オンエア数:2250銘柄)。関東1都6県3000人に聞いた。

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