株式会社サイバー・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:長澤秀行、以下、cci)は、ソーシャルメディアの利用が拡大している中、その購買行動に与える影響度についての自主調査を実施いたしました。
調査の結果、生活者の購買決定においてソーシャルメディアの内、cciで集合知メディアと位置づけるサイトでは認知、興味喚起、比較・検討、購入の決め手、情報の共有といった全ての意識段階において従来の広告メディアと比較し、調査対象の商品ジャンル(デジタル機器、コスメ、食材)では大きな影響を与えていることが分かりました。
生活者は購買検討の際にソーシャルメディアを活発に利用し、認知から購買行動の最終地点に近いところで集合知メディアを活用し購買の意思決定を行う傾向にあることが分かりました。
なお、1月19日(水)、東京にて行われる弊社メディア説明会より本調査結果の詳細についてご説明を開始させていただきます。
cci では今回の調査結果を踏まえ、インターネット広告における最適なメディアプランニングを通じて広告効果の拡大とそのメディアパワーの啓蒙を図り、今後も広告市場の活性及び発展に貢献してまいります。
調査目的・背景
インターネットの普及により生活者の購買行動に大きな変化が生じ、集合知メディアがどの程度購買行動に影響を与え、今後の広告コミュニケーションの手法にどのような変化が起こるのか調べる。
調査結果
- 生活者の購買決定において集合知メディアは認知、興味喚起、比較・検討、購入の決め手、情報の共有といった全ての意識段階において従来の広告メディアと比較して特にデジタル購入時では大きな影響を与えている傾向にある。
- 生活者は目的に応じてソーシャルメディアを活発に利用し、認知から購買行動の最終地点に近いところまで集合知メディアの内容を確認し購買の意思決定を行う傾向にある。
調査概要
調査期間:2010年12月17日~2010年12月20日
調査対象者:
最近1ヵ月間にデジタル機器を購入した20~49歳の男女、300サンプル
最近3ヵ月間に新商品の化粧品を購入した20~49歳の女性、300サンプル
1週間に1回以上料理サイトを見ている20~49歳の女性、500サンプル
調査機関:株式会社クロスマーケティング
- ※集合知メディアの定義
- 価格.comや@cosme、クックパッド、 Wikipedia、はてな等のようにユーザーが商品や興味のあることにレビューを残し知見を溜めることができるメディア。
デジタル機器購買者の購買意思決定について
最近1ヵ月間にデジタル機器を購入した20~49歳の男女、300人を対象に認知、興味関心、比較・検討、購入の決め手、情報の発信といった意識レベルにおいてどのようなメディアが影響を与えているのか調査を実施。
【調査結果】
【購入意思決定フロー】
化粧品購買者の購入意思決定について
化粧品はリピート購入の場合は広告メディアの影響を受けず「指名買い」することが考えられるため、調査対象者の条件を、最近3ヵ月間に新商品の化粧品を購入した女性に絞った。
調査対象者が認知から購買、情報の発信までどのように購買の意思決定を行っているのか調査を実施。
【調査結果】
【購入意思決定フロー】
料理サイト利用者に関する調査
料理サイトを利用する約9割の女性は、クックパッドを利用。
クックパッドで紹介されているレシピを見て、食材や料理器具の購入意向が高まる傾向がある。
【調査結果】
【料理に関する利用フロー】
今後の生活者の購買意思決定モデル
生活者は商品が必要になると、集合知メディアのサイトへ訪問する。
そこで商品を検索し、新商品を認知、投稿されたレビューや価格を読んでそのサイト内で比較・検討を行い、購入の意思決定や購入後の商品情報のレビューを行う。
つまり、デジタル機器購入者は、集合知メディア内で、「商品の認知から購買、情報シェア」までを行い、今までの「AISAS」理論が集合知メディア内で起こり始める。
ソーシャルメディアが生活者の購買行動に与えるインパクトにおける考察
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【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社サイバー・コミュニケーションズ
経営企画部 野田・吉田・金綱
E-mail: pr-div@cci.co.jp TEL:03-5425-6274
【自主調査に関するお問い合わせ先】
ソーシャルメディア部 白井
E-mail: Social_M@cci.co.jp TEL: 03-5425-6211
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